ハヤシライスは「早矢仕さんのライス」だった?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。11月30日放送分のテーマは「ハヤシライス」です。
「ハヤシライス」は牛肉やタマネギなどを炒め、デミグラスソースやトマトピューレ、赤ワインなどを加えて煮込み、ご飯にかけた料理です。日本独自に生み出されたものだと言われています。
誕生の由来には諸説あり、その1つが、現在の「丸善雄松堂」創業者、早矢仕有的(はやし・ゆうてき)が考えたとする説です。
早矢仕氏は当時、日本を訪れていた外国人の方々と親交があり、西洋料理にもなじみがあったため、友人が来ると肉や野菜をゴッタ煮にし、ご飯を添えて振る舞っていたそうです。
やがて、この料理は「早矢仕さんのライス」として評判となり、「ハヤシライス」の名前で街の洋食店のメニューになったというものです。
他にも、大正から昭和にかけて「天皇陛下の料理番」と呼ばれた秋山徳蔵が考えたとする説。また、スライスした牛肉をデミグラスソースで煮込んだ「ハッシュドビーフ」にご飯を添えた料理を「ハッシュドビーフライス」と呼ぶようになり、それが「ハヤシライス」になったとする説などもあります。
ちなみに「ハヤシライス」はトマトソースがベースで、「ハッシュドビーフ」はデミグラスソースがベース……という違いがあるそうです。
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