キャスターの辛坊治郎が12月6日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。自民党派閥の政治資金パーティー問題を巡り、「悪いという認識がない。検察の捜査次第で有力国会議員が軒並み立件される可能性もある」と指摘した。
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自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)が、安倍元首相の派閥復帰後初のパーティーを開いた。挨拶する岸田文雄首相=2021年12月06日午後、東京都港区 写真提供:産経新聞社
自民党派閥の政治資金パーティー問題を受け、東京地検特捜部が、キックバックを受けていた疑いがある所属議員の秘書らを任意で事情聴取していることが分かった。今後、受領額が多い議員を抽出し、13日の国会閉会後に一斉に聴取する見通し。
辛坊)自民党の一部派閥が所属する議員ごとに政治資金パーティー券の販売ノルマを設定し、ノルマを超えた分の収入を議員側に戻していたと報道されたことについて、安倍派(最大派閥の清和政策研究会)の塩谷立座長が11月30日、「そういう話はあったと思う」と報道陣に語ってしまいました。後に、発言を撤回しましたが、この発言から分かることは、キックバックは当たり前に行われていて、それが悪いことだという認識がなかったということです。
この問題を巡っては、東京地検特捜部が安倍派の事務総長経験者の任意での事情聴取を検討していると、一部メディアで報じられました。検察が本気で捜査すれば、キックバックの受領額が多い国会議員を悪質性が高いと判断し、立件に乗り出す可能性があります。
有力国会議員はあちらこちらでパーティー券を買ってもらえているはずですから、キックバックの受領額も多いでしょう。そうなると、有力国会議員が軒並み立件されるという事態になるかもしれません。