箱根駅伝100周年! 「駅伝」観戦のお供にピッタリな「駅弁」は?

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

おたのしみ鯛めし

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令和6(2024)年が始まりました。今年も「ライター望月の駅弁膝栗毛」をよろしくお願いいたします。正月に行われるメモリアルなイベントといえば、100周年を迎える「箱根駅伝」。観戦で小田原・箱根方面へお出かけの方も多いことでしょう。今回は、新年にふさわしいめでたい駅弁にして、いまだけの駅弁、「駅伝」観戦にピッタリの「駅弁」をいただきました。

E261系電車・特急「サフィール踊り子」、東海道本線・茅ヶ崎~平塚間

E261系電車・特急「サフィール踊り子」、東海道本線・茅ヶ崎~平塚間

東京と伊豆を結ぶ特急「サフィール踊り子」が、相模川を渡っていきます。正月2・3日の東海道本線沿線は「箱根駅伝」観戦の方で賑わいます。私も以前、東海道線や登山電車、路線バスで追いかけて、大手町・保土ヶ谷・藤沢・大磯・箱根湯本・元箱根で往路の全選手を観戦していました。いまは人気で箱根へ入るのが難しくなり、やっていませんが、今回も選手の皆さんのベストの走りを祈って、マナーある観戦を心がけたいものです。

おたのしみ鯛めし

おたのしみ鯛めし

今回の箱根駅伝は、メモリアルな第100回大会。駅伝を観戦したら、「駅弁」もいただきたいものです。正月、100回大会のめでたい気分のなかでいただくなら、やっぱり小田原名物「鯛めし」でしょう。なかでも正月明け1月10日までの期間限定で販売されているのが、東華軒の「おたのしみ鯛めし」(1280円)です。昨年(2023年)の駅弁マーク制定35周年を記念して製造・販売されている駅弁です。

おたのしみ鯛めし

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【おしながき】
・鯛めし
・白飯 梅干し ごま
・焼き鮭
・蒲鉾
・玉子焼き
・筍鶏そぼろ
・シュウマイ
・あさり佃煮
・ゆず大根
・わさび漬け

おたのしみ鯛めし

おたのしみ鯛めし

“おたのしみ鯛めし”の名は、明治40(1907)年誕生の「鯛めし」と、昭和の戦前生まれの幕の内「おたのしみ弁当」がコラボしたことによるもの。2つの味が、1つの八角の折箱に入って一緒に楽しめます。幕の内弁当・三種の神器(焼鮭・蒲鉾・玉子焼き)はもちろん、自慢の鶏そぼろも入っています。甘めの鯛めしをわさび漬けでアクセントを付けていただくのも楽しいひととき。おたのしみ弁当に鯛めしが加わって、おたのしみ度もアップしています。

N700S新幹線電車「のぞみ」、東海道新幹線・小田原~熱海間

N700S新幹線電車「のぞみ」、東海道新幹線・小田原~熱海間

令和6(2024)年は、東海道新幹線が、昭和39(1964)年10月1日に開業してから60周年の節目を迎えます。白くて青い新幹線も“還暦”。その後も、新幹線は全国に広がり、今年(2024年)3月には、北陸新幹線の金沢~敦賀間が開業します。新幹線にとってもめでたい1年、おたのしみいっぱいの1年のはじまり。今年も鉄道の旅と共に、駅弁も楽しんでまいりましょう。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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