青森・深浦の海の幸が満載! 新青森の新しい実力派駅弁とは?

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

青森名品 海鮮のっけ丼

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新年らしく、駅弁も「新しい」駅弁を選びたいもの。東北・北海道新幹線の新青森駅には、2023年秋から2つの新しい駅弁が登場しています。そのうちの1つは、青森・深浦産の食材を贅沢に使った意欲作。正月休みの帰省ラッシュでは、多くの人で賑わう新幹線の始発駅。ふるさとの思い出を胸に選びたい、新しい駅弁に注目しました。

HB-E300系気動車・快速「リゾートしらかみ」、五能線・広戸~深浦間

HB-E300系気動車・快速「リゾートしらかみ」、五能線・広戸~深浦間

この年末年始、青春18きっぷなどのお得なきっぷを使って帰省されたり、お出かけの方も多いと思います。とくに青春18きっぷの旅では、指定席券を買い足すだけで乗車できる観光列車が重宝な存在。日本随一の人気を誇るローカル線「五能線」を全線走破する快速「リゾートしらかみ」も、指定席券の追加購入で、リクライニングシートに身を委ねて快適な旅が楽しめます。

青森名品 海鮮のっけ丼

青森名品 海鮮のっけ丼

「リゾートしらかみ」が走る五能線随一の名所といえば、青森・深浦の行合崎海岸周辺。その風景が掛け紙になった駅弁が、新青森駅で販売されています。この駅弁は、幸福の寿し本舗が製造する「青森名品 海鮮のっけ丼」(1400円)。“のっけ丼”は青森市民の台所・古川市場魚菜センターで、平成22(2010)年の東北新幹線全線開業時に始まった取り組みで、ご飯を買い、市場のお店でネタを選んで、オリジナルの丼を作っていきます。駅弁でも、ちょっとした“のっけ丼”気分が味わえるという訳ですね。

(参考)青森市ホームページ

青森名品 海鮮のっけ丼

青森名品 海鮮のっけ丼

【おしながき】
・赤酢のシャリ(青森県産米)
・青森マグロのねぎとろ
・青森サーモンのねぎとろ
・青森県産紅ズワイガニのほぐし身
・釜揚げわかめと茎わかめの剣山切り

青森名品 海鮮のっけ丼

青森名品 海鮮のっけ丼

駅弁マーク35周年記念駅弁の1つにも位置付けられている「青森名品 海鮮のっけ丼」。まろやかな味わいの赤酢の酢飯の上に4つのネタが載っています。青森・深浦産の本マグロを使ったねぎとろ、主に深浦で養殖されている青森サーモンのねぎとろ、さらに、主に深浦で獲れたベニズワイガニのほぐし身が載り、シャキシャキした食感の三陸産わかめといただいていくのが楽しいひと時。地元の海の幸を贅沢に味わえるありがたい駅弁です。

HB-E300系気動車・快速「リゾートしらかみ」、奥羽本線・鶴ヶ坂~津軽新城間

HB-E300系気動車・快速「リゾートしらかみ」、奥羽本線・鶴ヶ坂~津軽新城間

五能線を走り抜けた「リゾートしらかみ」が、奥羽本線に入って、終着・青森を目指します。冬の「リゾートしらかみ」は週末中心の運行となる時期も多い他、荒れる日本海沿いを走るため、荒天が見込まれる日には、直前で運休が決まることもあります。冬の旅では、予定通り列車が走った場合のプランAと、運休した場合の代替案(路線バス・航空含む)プランBを想定しておくと安心です。お出かけの場合は、スマートフォン等で、天気予報と鉄道会社の運行情報の事前チェックをお忘れなく。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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