「雑炊・おじや・リゾット」はどう区別すればいいの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月15日放送分のテーマは「お粥」です。
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※画像はイメージです
お粥は、水の分量を多くして米を柔らかく煮たものです。米以外にも麦や粟(あわ)、ソバなどの穀類、豆類、芋類などを多めの水で柔らかくなるまで煮込んだ料理も「お粥」と言います。関西では「おかいさん」とも呼ばれています。
米のお粥では、「生の米からつくるもの」と「米を炊いたあとのご飯からつくるもの」の2つがあります。生米からつくるものは「炊き粥」、炊いたご飯からつくるものは「入れ粥」と言います。
お粥と同じようにご飯を煮込んだ料理として、「雑炊」と「おじや」があります。どちらもお粥の一種で、出汁や具材と一緒にコトコト煮込んだものですが、微妙に違いがあります。
基本的に「雑炊」は炊いたご飯を水で洗い、表面のぬめりを取ってから煮込みます。そうすることでサラッとした仕上がりになり、ご飯に味が染み込みやすくなるそうです。それに対して「おじや」は炊いたご飯を洗わず、そのまま煮込みます。
ちなみに「リゾット」は、炊いていない生米をオリーブオイルやバターなどで炒めてから、白ワインや出汁、スープで炊いたイタリア料理です。