外国の「お粥」、日本とどう違う? 肉や魚介類を加える場合も

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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月17日放送分のテーマは「お粥の豆知識」です。

外国の「お粥」、日本とどう違う? 肉や魚介類を加える場合も

※画像はイメージです

日本のお粥の歴史はとても古く、中国から米が伝わったのと同じ時代、紀元前1世紀ごろだと言われています。当時の米の調理法は「蒸す」と「煮る」のどちらかで、蒸したものが現在の「おこわ」に、煮たものが「お粥」になったと考えられるそうです。

ただ、当時のお粥は固めに炊かれており、現在で言う「ご飯」のような状態だったとされています。その後、奈良時代になると現在の奈良県を中心に、米をほうじ茶や番茶などで炊いた「茶粥」などが登場し、これが西日本の他の地域にも広がっていきました。

さらに平安時代後半になると、現在と同じようなお粥が定着し、「ひめがゆ」「しるがゆ」という名前で登場します。

ちなみに、お粥を食べる習慣があるのは日本だけではありません。例えば、米を主食とする韓国、中国、タイなどアジアの国々や、アフリカなどでもお粥が食べられています。

特に中国は、3000年以上前からお粥を食べてきた歴史があります。中国のお粥は鶏ガラなどのスープを使い、肉や魚介類を加えて炊くそうです。そのため、米は出汁の旨みをたっぷり吸い込み、しっかりとした味付けになっています。

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羽田美智子のいってらっしゃい

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