日本で生まれた“世界初”の『ペットボトル入りの紅茶』【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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例えば『ペットボトル入りの紅茶』です。
1986年(昭和61年)『キリン』さんが世界で初めて開発に成功しました。
それまで『ペットボトル入りの紅茶』を商品化するのはとても難しいことでした。
その理由ですが、紅茶は冷めると白く濁ってしまう性質があるため、キレイな紅茶の色を出せなかったからです。

それを開発の末、冷やしても透き通った紅茶の色を保つ技術を発明したことで可能になって、世界で初めての『ペットボトル入りの紅茶』、『午後の紅茶』が誕生しました。


1990年(平成2年)『伊藤園』さんが世界で初めて『ペットボトル入りの緑茶飲料』を発売しました。
『伊藤園』さんはその5年前、1985年に世界で初めて『缶入りの緑茶飲料』を発明しましたが、これからは缶よりもペットボトルが主流になる!ということで、開発に乗り出したそうです。

開発にあたって最大の問題が『オリ』と呼ばれる、緑茶の成分の浮遊物でした。
透明なペットボトルでは、『オリ』が見た目や風味を損なっていました。

“美味しさを失わずに、『オリ』だけを取り除くための研究”が連日のように続けられた結果、独自の製法を開発して1990年に『お~いお茶』の1.5リットル入りのペットボトルが誕生しました。
その後、1996年には『お~いお茶』の500ミリリットル入りのペットボトルが誕生しています。

■杏樹の感想 

個人的には清涼飲料水に使われるようになってからペットボトルの存在を認識するようになりました。
ですので今回、お醤油が日本では最初だったことを知って勉強になりました。
ペットボトルの登場で、特に飲み物の世界が本当に広がりましたネ。

ペットボトルのリサイクル率が85%というのも素晴らしいですよネ。
捨てる時も分別をキチンと心掛けたいです。

(2017/7/14放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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