桃はバラ科の植物です。
その中でも桃は、梅やアンズなどと同じサクラの仲間です。
そんな桃の原産地は、中国です。
中国では3000年以上前から、食用として桃が栽培されていたと言われています。
それがシルクロードを通って、ペルシャを経由してヨーロッパに伝わったそうです。
日本に伝わった時期は定かではありませんが、全国各地の遺跡から、桃の種が発見されているそうです。
そんなところから、縄文時代の終わりから弥生時代には桃が日本に伝わった・・と考えられるそうです。
但し、桃が一般化されたのは江戸時代になってからで、本格的な栽培が始まったのは、明治時代になってからです。
中国から『水蜜桃(すいみつとう)』が輸入され、広まりました。
『水蜜桃』は甘みが強くて、日本で食用として栽培されている桃は、この『水蜜桃』を改良したものとされています。
桃にはたくさんの種類がありますが、大きく分けると『白桃(はくとう)系』と『白鳳(はくほう)系』があります。
『白桃』は“日本の桃の元祖”と言われていて、その名のとおり、色が白い桃です。
甘味が多くて、なめらかな食感が特徴です。
その『白桃』を品種改良して出来たのが『白鳳』です。
酸味が少なくて、上品な甘さが特徴です。
(2017/7/24放送分より)
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