カマキリの悲しい習性【鈴木杏樹のいってらっしゃい】
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カマキリの不思議な生態
カマキリの目
カマキリの目ですが、夜になると黒くなります。
その理由ですが、黒い色は光をたくさん集めることが出来ます。
そのためカマキリは、夜でもエサを探すことが出来るそうです。
産卵時期は
カマキリ1つの卵の袋『卵嚢(らんのう)』の中に、およそ200個の卵が入っているそうです。
それが4月から5月にかけて孵化(ふか)をして、8月から9月頃に成虫になります。
但し、成虫になれるのはほんのわずかだそうです。
その成虫も交尾と産卵をした後、冬になるとエサとなる昆虫が少なくなると死んでしまうため、冬を越すことはほとんどないそうです。
卵はそのまま冬を越して、春になると孵化をして、新しい世代がスタートします。
『交尾中にメスがオスを食べてしまう』説は本当?
『カマキリは交尾中にメスがオスを食べてしまう』と言われますが、その理由については、研究者の間でも意見が分かれているそうです。
一説にはカマキリは“自分より体が小さくて動くもの”を、エサとして認識する習性があるため、自分よりも小さなオスをメスがエサと認識してしまうから・・と考えられるそうです。
そんな中、ここ数年の研究で、交尾した後にパートナーであるオスを食べたメスの方が、食べなかったメスと比べると卵を産む数が多かったことが分かったそうです。
これはオスの体の組織が、卵の栄養に使われていると考えられるそうです。
カマキリのオスは、自ら食べられる&死ぬことによって、子供たちに栄養を残している・・ということになるそうです。
(2017/8/10放送分より)
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