神戸駅「やまと豚弁当」(1,030円)~わたらせ渓谷鐵道の立売り駅弁!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

わたらせ渓谷鐵道

わたらせ渓谷鐵道・WKT-510形気動車

両毛線・桐生駅で接続するローカル線「わたらせ渓谷鐵道」。
桐生~間藤(まとう)間、44kmあまりを結ぶ第三セクターの鉄道です。
元々は足尾鉄道として開業、後に国有化されて、足尾銅山の貨物輸送を担いました。
JR移行から2年で「わたらせ渓谷鐵道」となり、今は地域の通学と観光列車がメイン。
足尾といえば、銅山観光が有名なこともあり、車両も銅色に塗られているのが特徴です。

渡良瀬川

渡良瀬川

桐生を出た列車は、高崎方面に戻る形で、暫くは両毛線の線路を走ります。
路線の名前にもなっている渡良瀬川の鉄橋を渡ると、下新田駅の手前から右にカーブを描いて、
いよいよ渡良瀬川沿いの路線が始まります。
渡良瀬川は、利根川有数の支流の1つ。
森高千里さんの歌で有名になった“渡良瀬橋”は、もう少し下流の栃木県足利市にあります。

大間々駅

大間々駅

私が乗った列車は、桐生から4つ目の「大間々駅(おおまま・えき)」が終点。
大間々は、群馬県みどり市の町の中心の1つで、わたらせ渓谷鐵道の運行拠点です。
比較的大きめのレトロな駅舎は、昭和16(1941)年築で、国の登録有形文化財となっています。
この「わたらせ渓谷鐵道」、駅舎や橋梁など、実に38もの登録有形文化財がある路線!
100年以上の歴史ある路線だけに、1つ1つの駅舎も趣があるモノが多いんですよね。

岡直三郎商店

日本一しょうゆ 岡直三郎商店

間藤行の列車まで30分ほど時間があったので、大間々駅前をぶらぶらと歩いていたら、醤油蔵を見つけることが出来ました。
コチラのお店は、日本一しょうゆの銘柄で知られる「岡直三郎商店」。
醤油ソフトクリームをはじめとした醤油スイーツはもちろん、蔵の見学も定期的に行っています。
実はコチラの醤油を使った駅弁が、「わたらせ渓谷鐵道」にはあるのです!

神戸駅

神戸駅(ごうどえき)

大間々から、間藤行の列車に揺られること30分あまり。
列車は「神戸駅(ごうど・えき)」に到着します。
コチラも登録有形文化財となっているレトロな駅舎と共に見えてきたのは、なんと立売りの方!
ちょうどお昼時とはいえ、平日の普通列車なのに、立売りを頑張っているのは頭が下がります!
レトロ感をウリにしている鉄道なら、やっぱり「駅弁」は必須ですよね。

やまと豚弁当

やまと豚弁当

神戸駅で平日でも立売りが出来るのは、実はこの駅に「わたらせ渓谷鐵道」直営の「列車のレストラン 清流」があるため。
店員の方が、列車の時間帯に合わせて弁当を調製し、ホームに出て来られます。
早速、買い求めたのは、平成21(2009)年12月13日発売開始の「やまと豚弁当」(1,030円)。
翌2010年1月に行われた京王百貨店新宿店の駅弁大会に向けて開発されました。
レギュラーで「わたらせ渓谷鐵道」の手ぬぐいまで付いてくる、実におトクな駅弁です。

やまと豚弁当

やまと豚弁当

掛け紙に描かれているのは、わたらせ渓谷鐵道の名物列車「トロッコわたらせ渓谷号」。
車輪は、かつて足尾線を走っていたC12形蒸気機関車をイメージしたものだそうです。
ちなみに掛け紙の裏は、「わたらせ渓谷鐵道」の沿線ガイドになっています。
「やまと豚」は、わたらせ渓谷鐵道沿線にも牧場を持つメーカーが手掛ける国産ブランド肉。
きめが細かく柔らかい肉質が特徴で、日本人の味覚に合わせ、随時改良が行われているそう。

やまと豚弁当

やまと豚弁当

豚の肩ロース肉を使った焼肉の上に、「日本一しょうゆ」を使ったたれがたっぷりかかっています。
掛け紙を外し、ふたを開けるとフワッと香る、醤油ベースのいい匂い!
勿論、駅にある厨房で調製されたばかりの弁当ですから、ご飯の温もりもしっかり感じられます。
豚肉の生産が盛んな土地で、地の醤油を使った駅弁に舌鼓!
しかも、地元の方との会話を楽しみながら、駅弁を買える体験そのものが楽しいですよね。

WKT-500形

わたらせ渓谷鐵道・WKT-500形

「列車のレストラン 清流」の営業時間が11:00~16:30ですので購入時間も基本的にこの時間。
立売りのほか、店内でも購入可能、また電話予約(0277-97-3681)にも対応してくれます。
「わたらせ渓谷鐵道」に乗る場合、途中には高崎くらいしか大きな駅弁販売駅が無く、食事に難儀しがちなのですが、その意味でも、神戸駅で駅弁を販売している価値は大きい!
紅葉の時期は混雑が見込まれますが、少しピークを外せば、まったり旅気分も味わえそうです。

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