東京駅「上越新幹線開業35周年記念弁当」(1,100円)~南魚沼産の新米コシヒカリが食べられる限定駅弁!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

上越新幹線

上越新幹線・E4系「とき」

11月15日で、昭和57(1982)年の開業から35周年を迎えた「上越新幹線」。
それまで在来線特急「とき」で4時間かかっていた東京~新潟間は、新幹線で2時間あまりに。
今や、最も速い下りの「とき311号」は、東京~新潟間を1時間37分で走破します。
現在の主役は、オール2階建8両編成の2代目Max・E4系と、10両編成のE2系新幹線です。
特にE4系は、8両編成を2本繋げて総定員1,634名、堂々の16両で走る列車もあります。

200系 とき

上越新幹線・200系「とき」(2008年撮影)

上越新幹線の開業当初から30年あまりにわたって活躍したのが“緑の新幹線”、200系でした。
愛称も平成9(1997)年までは、速達タイプが「あさひ」、各停タイプが「とき」の2種類。
しかし20年前から、東日本エリアの新幹線は行先別の愛称を付けることになりました。
新潟行が「あさひ」、高崎・越後湯沢行が「たにがわ」となり、「とき」は一旦消滅しましたが、平成14(2002)年に「とき」が復活、今も上越新幹線の代名詞的な存在の列車となっています。

上越新幹線開業35周年記念弁当

上越新幹線開業35周年記念弁当

そんなE4系と200系新幹線が掛け紙に描かれた上越新幹線の開業35周年を記念した駅弁が、11/15から1万個限定、東京・大宮などで販売されています。
NRE大増が手掛ける、その名もズバリ「上越新幹線開業35周年記念弁当」(1,100円)!
日本トップクラスの米どころをを走り抜ける新幹線らしく、頭を垂れた稲穂の絵も印象的です。
ちなみにコチラは、南魚沼市内の八海山と稲穂をイメージしたものだそうです。

上越新幹線開業35周年記念弁当

上越新幹線開業35周年記念弁当

【おしながき】
・鮭と長葱の焼き漬け
舞茸煮・ぶなしめじ煮・飾り人参煮
・玉子焼

・鶏肉米粉揚(新潟県産「新之助」米粉使用)
・甘海老唐揚
・金平牛蒡

・煮あわせ
車麩、里芋、蒟蒻、人参、絹さや・

・白飯(新潟県南魚沼産「コシヒカリ」新米使用)
梅干、南蛮えびみそ

上越新幹線開業35周年記念弁当

上越新幹線開業35周年記念弁当

この駅弁のメインは、なんたって米!
日本を代表するブランド米・南魚沼産の新米コシヒカリをいただくことが出来るのです。
新米らしい甘さのお陰で、まず米だけで完食できるのですが、ちゃんとおかずも凝っています。
新潟の米や鮭などは勿論、長葱、舞茸・蒟蒻など、上越新幹線沿線各地の名物をイメージさせる、違和感ない幕の内風の構成に仕上げています。

上越新幹線開業35周年記念弁当

上越新幹線開業35周年記念弁当

上越新幹線はトンネル工事が難航したため、東北新幹線より開業が5か月遅れ、11月にずれ込んだ訳ですが、今となっては、新米が出回るこの時期でよかったとも考えられそう。
ちなみに、この駅弁には、南魚沼市が作った「南魚沼産コシヒカリ」の小さなパンフレットも同封。
ツヤツヤの新米をいただきながら、晩秋の関東から“国境の長いトンネル”を抜けて初冬の越後へ新幹線の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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