【ライター望月の駅弁膝栗毛】
来年(2018年)3月のダイヤ改正がJR各社から発表されました。
北海道では函館~札幌間の「北斗」からキハ183系が引退し、道内に残る古いキハ183系を置き換えていくことになります。
これによって、キハ183系で運行される特急は、石北本線の「オホーツク・大雪」のみに・・・。
厳しい峠越えが残る旭川から網走にかけて、暫くはキハ183系の活躍が観られそうです。
冬の「オホーツク・大雪」で目指したいのは、やっぱり網走から続く「釧網本線」。
特に春先は、タイミング次第で、車窓からオホーツク海の流氷が観られることもあります。
この路線も列車本数が少なく、巡るのは少々大変ですが、今季は来年(2018年)1/27・28に先日、ご紹介した「北海道観光列車モニターツアー」の開催が予定されています。
今回は日帰りの旅行商品、「氷雪のネイチャーロード 純白冬紀行・釧網本線」(9,800円)。
ちょうど冬のSLの運行が行われる週末、真冬の道東をぬくぬくと巡ってみては!?
このような釧路・網走発着で行われるツアーの場合は、現地までのルートを自由に作ることが出来るので、私のような旅好きにとっては有難いもの。
網走まで鉄道で行くなら、やっぱり旭川で食料補給をしておきたいところですね。
今回は、旭川の新作駅弁「海幸(かいこう)ちらし」(1,280円)をご紹介。
今年(2017年)秋から登場、製造者は「旭川駅立売商会」です。
酢飯の上に、うに・ズワイガニ・いくら醤油漬・サーモン・帆立が載って「海の幸」いっぱい、
「幸せな気持ち」がいっぱいになりそうで、“海幸”ちらしというネーミングも納得です。
しばしば「寒い時に寒い所なんて・・・」といわれますが、実は11~12月の北海道もお薦め。
本州の寒さがユルいうちに、北海道の本気の寒さを体験すると、帰ってきて楽チンなんです!
今年は冬の到来が早いですが、お陰様で元気に年末を過ごすことが出来そうです。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/