船の大きさを表す「トン」は、樽を叩く「トン」という音が由来
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重量の単位のひとつ「トン」の語源について解説
「ハロー千葉」では、千葉のイベント情報にあわせて耳より情報を紹介する。今回は「トンの語源」と、高速ジェット船「セブンアイランド」の話題だ。
重さの単位に「トン」というものがあります。船の大きさを単位として表したときに「トン数」と呼ぶなど、船にはとても身近な呼び方です。
トンの語源は?
トンの語源は、樽を叩いたときの「トン」という音
実は「トン」の語源は、樽を叩いたときの音なんです。
もとは「樽」を意味する、古英語の「tunne」や古フランス語の「tonne」が由来となっているそうです。
いまでも「Tun」という言葉は残っており、「ワイン・ビールなどを入れる大酒樽」や「ワインなどを大酒樽に入れる・貯蔵する」という意味があるのだとか。
トンの由来は?
1樽に約1,016キログラムが入ったので、1トン=1,000キログラムになった
「トン」は15世紀ごろ、ワインの運搬船などで使われ始めたようで、当時はワイン樽をいくつ積めるかが船の載貨能力の基準となりました。
その際、1樽に約1,016キログラムが入ったので、これを重さの基本にしたそうです。ただし、現在ではメートル法などが適用されているため、1重量トン=1,000キログラムになっています。
ワイン樽は外から見えないので、叩いた音の響きで容量の目安をつけていた
また、ワイン樽は外から正確な容量は見えないため叩くことで音を聞き、響きの感覚でおおまかな目安をつけていました。その「トン」という音が現在まで単位として残っているとは、何だか面白いですよね。
現代よりも身近にあった船の文化が「トン」を生み出した
いまは様々な交通手段・移動手段があるため、私たちは場所や距離に合わせて好きな方法で移動できます。
けれど、かつて船は人々の移動や物の運搬になくてはならないものでした。いまよりずっと身近だった船の文化が、こういった基準を生み出していったのですね。
まとめ ~トンの語源は?
トンの語源は、樽を叩いたときの「トン」という音です。もともとは「樽」を意味する、古英語の「tunne」や古フランス語の「tonne」が由来と言われています。
「トン」は15世紀ごろ、ワインの運搬船などで使われ始めました。当時は、ワイン樽をいくつ積めるかを基準に船の載貨能力を判断しており、1樽に約1,016キログラムが入ったので、1トン=1,000キログラムになっています。
また、ワイン樽は外から正確な容量は見えないため叩くことで音を聞き、響きの感覚でおおまかな容量の目安をつけていました。そのときの「トン」という音が、トンの語源だと言われています。
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