「うっかり・ドーピング」をなくすためには?
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「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(4月7日放送)に、日本薬剤師会の山本信夫会長が出演。「うっかり・ドーピング」について語った。
自見)2019年はラグビーのワールドカップが日本で開催。そして2020年は東京で、オリンピック・パラリンピックが開催されます。選手達が気を付けなければならないのが、意図せず禁止薬物を飲んでしまう「うっかり・ドーピング」。ユニークな名称ですね。
山本)選手の方々はオリンピックレベルになると、選手村に入っていらっしゃるので、あまり影響はないと思うのです。しかしそうは言っても、たまには街に観光に出て行き、ついついドラッグストアで薬を買ってしまう。たまたま禁止薬物が入っているケースがあるので、それを通して「うっかり・ドーピング」という名前にしています。薬に「禁止薬物」を表示したほうがいいなどの議論もあるのですが、まずは薬を購入するとき、黙って買わずに薬剤師に聞いてほしいです。
自見)「スポーツ・ファーマシスト」という資格もあるのですか?
山本)国家資格ではないのですが、JADA=日本アンチ・ドーピング機構と、日本薬剤師会が数年前に話し合いをして、「うっかり・ドーピング」を防ぐために「スポーツ・ファーマシスト」をつくりました。毎年毎年、禁止薬物は変わりますので勉強して、毎月更新して行くというものです。
自見)かなりの勉強量ですよね。
山本)禁止薬物というものは面白くて、去年よかったのに今年はダメとか、去年ダメだったものがよくなったりします。
自見)そして、いよいよ来年に迫る東京オリンピック・パラリンピック。日本薬剤師会では、どのような協力体制をとって行かれるのですか?
山本)選手村に常駐する薬剤師ボランティアの募集をしています。おととしの暮れに行った調査では、1,000人近くボランティアに行ってもいいと。現在、それに近い数の薬剤師が登録していると聞いています。
自見)東京オリンピック・パラリンピックで、医療職が活躍する場面があるのは、わくわくしますね。
すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト
FM93AM1242ニッポン放送 日曜 6:04-6:13
番組情報
この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
ナビゲーター:尾木直樹 アシスタント:淵澤由樹(フリーアナウンサー)