【ライター望月の駅弁膝栗毛】
最高時速320㎞で北上して行く東北新幹線「はやぶさ・こまち」号。
現在、東京~仙台間はおよそ1時間半、新青森まではおよそ3時間で結ばれています。
先日から試験走行が始まった新しい試験車両・E956形式電車(愛称・ALFA-X)では、営業運転で時速360km、試験走行では時速400㎞を目指すと伝えられています。
首都圏とみちのくは、ますます“近く”なりそうです。
仙台周辺のご当地料理といえば、鮭といくらの“はらこ飯”。
東北地方の駅弁としてもおなじみの料理です。
そのはらこ飯を首都圏でも味わえるのが、日本ばし大増が製造、NREが販売している駅弁「鮭はらこ弁当」(1,200円)です。
東京駅をはじめ、首都圏の主要駅ではすっかりおなじみのパッケージですね。
【お品書き】
・白飯(国産米)
・鮭漬焼き
・鮭フレーク
・いくら醤油漬
・錦糸玉子
・大根漬
ふたを開けると、白いご飯の上にはいくらがたっぷり半分!
残りが鮭の漬焼きと鮭そぼろで、たくあんが二切れというシンプルな構成です。
焼鮭もいくらもほどほどのいまどきの塩辛さで、とても気分よく箸が進みます。
“鮭はらこ弁当”も東京で食べられるからそれで満足…ではなく、やっぱりいただいたら、東北・北海道地方へ足を運ぶきっかけとしたいもの。
新幹線のスピードが上がる背景には、技術向上はもちろん、首都圏~東北・北海道の移動をより快適にすることで、一層多くの人が行き来してほしいという気持ちがきっとある筈です。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/