【ライター望月の駅弁膝栗毛】
17両の長い編成で北関東を北上して行く「やまびこ・つばさ」号。
多くの列車は、東京を出ると上野・大宮・宇都宮・郡山・福島の順に停車。
福島で分かれて「やまびこ」号は仙台へ、「つばさ」号は山形・新庄へと向かいます。
東北新幹線は、「はやぶさ・こまち」号も17両編成。
この10連休は、各列車ともに、多くのお客さんでにぎわったことでしょう。
高速化著しい新幹線、最近は駅弁を開いたと思ったら、あっという間に目的地に着いてしまうことも少なくありませんが、ある程度、駅弁のカロリーを抑えれば、現地の美味しいものと一緒に楽しむことができるかもしれません。
そんな自己管理がしっかりデキるあなたにおすすめの駅弁と言えば、NREから販売されている「たっぷり野菜弁当」(930円)です。
【おしながき】
・マンナン入りご飯(国産米) 刻み梅
・南蛮黒酢和え(玉ねぎ入りさつま揚げ 茄子 ヤングコーン ズッキーニ 蓮根 花人参)
・大根煮鶏そぼろあんかけ グリーンピース
・煮物(南瓜、おくら、牛蒡、筍、人参、椎茸)
・芽キャベツと玉ねぎのコンソメ煮 野菜のトマトソース
・赤キャベツとビーツのラぺ レーズン甘煮
・大学いも
466Kcalと書かれた華やかな掛け紙を外すと、その名の通りたっぷりの野菜が登場。
野菜やイモ、キノコなど、その数、実に22種類!
白いご飯には、こんにゃく生まれのマンナンも入っています。
中華風の黒酢和え、鶏そぼろがかかった和風の大根煮、トマトソースを使った洋風のおかずなど、1つ1つの工夫されたおかずも大きな魅力です。
長い10連休が終わって、いよいよ風が気持ちいい初夏の季節。
連休の反動で、人が少なめになるので、旅好きにはこれほど嬉しいものはありません。
お宿も通常の価格帯ですし、名所・旧跡もゆったりと過ごすことができますよね。
“しあわせはいつもじぶんのこころが決める”という相田みつをさんの言葉があります。
“休みも自分の心が決める”…令和はそんな時代になってほしいと思います。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/