【ライター望月の駅弁膝栗毛】
北海道新幹線と接続して、函館~新函館北斗間で運行される「はこだてライナー」。
新幹線同様パープルの帯を巻いた733系電車が活躍しています。
五稜郭1駅停車の列車は快速、その他の列車は各駅停車での運行。
上り函館行の快速はおよそ15分、下り新函館北斗行の快速は概ね19分かかります。
各駅停車の列車は、新幹線連絡と函館都市圏のローカル輸送を兼ねています。
この春から東京~新函館北斗間が、念願の4時間切りを果たした北海道新幹線。
最近はE5系「はやぶさ」も無料wi-fi完備の編成が増え、東北新幹線・七戸十和田以南(2019年3月現在)では、トンネル区間でも利用が可能になっています。
羽田空港が遠く、大宮が近い所にお住いの方なら、乗っている時間は3時間半あまり。
仙台以北は空いてくる列車も多く、ゆったり北海道へ行くにはちょうどいい感じがします。
(参考)JR東日本ニュースリリース・2019年3月25日分
さて、北海道新幹線開業に先駆けて登場した函館の記念駅弁「北斗七星」。
地元・北斗市の小学生とコラボし、H5系新幹線電車型の容器で人気を博してきましたが、この度大きくリニューアル。
現在は、8月20日までの限定バージョンとして販売されています。
価格も1350円から1000円と少しお求めやすくなりました。
【おしながき】
・そぼろごはん (鶏・玉子) 枝豆
・ザンギ風唐揚げ
・もろこし真丈
・赤パプリカピクルス
・夕張メロンひとくちゼリー
子供も食べやすいそぼろご飯と揚げ物のおかず、ゼリーのシンプルな構成になりました。
これまでが開業の熱気をそのまま詰め込んだような駅弁だったと思えば、「新幹線型の容器=子供向け」というイメージを裏切らない、“分かりやすい”駅弁になったと思います。
昨今、食材や諸経費が高騰していることを鑑みれば、親御さんにとっては有難いはず。
もちろん、ザンギ風唐揚げ、トウモロコシをはじめとした“北海道らしさ”は健在です。
北海道新幹線を待ち受けるのは、特急「スーパー北斗」号。
特急「スーパー北斗」にも、首都圏ではおなじみのえきねっと「トクだ値」の設定があって、早朝・夜間は、前日までの予約で30%割引になる列車もあります。
新幹線と在来線の乗継割引、あるいは片道601km以上となる乗車券の往復割引など、様々な割引きっぷを比較検討しながらプランを練るのも、旅の楽しみの1つですよね!
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/