秋田駅「海鮮小箱 サーモンハラスいくら弁当」(980円)~駅弁売店の店員さんのアイディアも詰まった新作駅弁!

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

E6系新幹線電車「こまち」、田沢湖線・田沢湖~赤渕間

日本一深い湖・田沢湖や乳頭温泉郷、強い酸性の温泉で知られる玉川温泉の最寄り駅、田沢湖駅を出て仙岩峠越えに挑む、E6系新幹線電車「こまち」東京行。
「こまち」は、7両のうち東京寄り11号車がグリーン車、残りの6両が普通車指定席です。
盛岡~秋田間は、指定を取らずに特定特急券で空席を利用することもできます。
秋田もこの冬は雪が少なめですが、さすがに県境の峠は雪景色が広がっています。

E6系新幹線電車「こまち」、田沢湖線・赤渕~田沢湖間

国道46号沿いにあり、甘口のおでんが名物の「仙岩峠の茶屋」付近から、まるで水墨画のような景色のなかを走って行く「こまち」号を眺めます。
仙岩峠は厳しい地形ゆえ、“新幹線”と言っても、ローカル線並みのゆったりとした走り。
このため、今後は新しいトンネルの計画も報じられています。
いずれは雪景色の渓谷を走る赤い新幹線も、懐かしい思い出となるのかもしれません。

海鮮小箱 サーモンハラスいくら弁当

そんな「こまち」の始発駅・秋田に、昨年(2019年)末から新しい駅弁が登場しました。
その名も、「海鮮小箱 サーモンハラスいくら弁当」(980円)。
小ぶりの箱に鮭が描かれたサーモンピンクの掛け紙が掛けられ、紐で綴じられています。
製造する「関根屋」によると、販売する秋田駅NEWDAYSの店員さんが、イラストを描いて新作のアイディアを関根屋に持ち込み、見事、商品化にこぎつけたと言います。

(参考)JR東日本ホームページ

海鮮小箱 サーモンハラスいくら弁当

【おしながき】
・ご飯
・サーモンハラス焼き
・いくら醤油漬け
・鮭フレーク
・ネギ入り玉子焼き
・酢蓮根
・しそわかめ
・紅葉蒲鉾

海鮮小箱 サーモンハラスいくら弁当

掛け紙を外すと、小箱に詰められたあきたこまちの白いご飯の上に、焼き上げられたハラスをセンターに、キラキラ輝くいくらの醤油漬けと、鮭のフレークが一面に載っています。
この手の駅弁では、錦糸玉子を使って彩りを付けることも多いですが、鮭だけでご飯を埋め尽くした上で、ひと手間掛けたネギ入りの玉子焼きを入れて、見事1000円以内に抑制。
工夫の跡が感じられる駅弁は、手に取ると嬉しくなるものです。

キハ48形気動車・快速「リゾートしらかみ」、五能線・五所川原駅

「こまち」から乗り継ぐ観光列車と言えば、五能線経由の快速列車「リゾートしらかみ」。
以前、秋田駅には、沿線の食材を使った「あわび五能線弁当」という駅弁がありましたが、生産元の都合で販売が終了し、海鮮系の駅弁が新たに求められていた事情もありました。
このため、「海鮮小箱…」の開発が進められ、2月からは帆立バージョンも登場したそう。
秋田駅で乗り継ぐ際は、売店の店員さんのアイディアも詰まった“小箱”に注目です。

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