秋田駅「秋田肉三昧弁当」(1150円)~大曲でスイッチバックする「こまち」

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

E6系新幹線電車「こまち」、田沢湖線・赤渕~田沢湖間

17号車を先頭に仙岩峠を下って来た、7両編成の秋田新幹線「こまち」。
東京~盛岡間で10両の「はやぶさ」と併結するため、「こまち」は11~17号車となります。
朝の「こまち」に東京から乗る場合、普段は日差しが差し込みにくく、電源があるD席。
とくに東北新幹線区間は、無料wi-fiも安定しており、PCで仕事しながらの移動もしばしば。
時折見える車窓には、奥羽山脈の山並みや田沢湖線の渓谷が広がります。

E6系新幹線電車「こまち」、奥羽本線・刈和野~峰吉川間

11号車を先頭に、秋田に向けてラストスパートをかける秋田新幹線「こまち」。
「こまち」は、途中の大曲でスイッチバックして、最後尾だった11号車が先頭となります。
私は常に“前向き”でありたいので、前後に人がいなければ、大曲で座席を回転させますが、大曲~秋田間は、30分以上“黙って後向き”という方がほとんど。
他人にお願いしてまで向きを変えるのもまた苦痛なので、少々“モヤモヤする”区間です。

大曲駅

「こまち」がスイッチバックを行う大曲は、奥羽本線と田沢湖線の接続駅。
「花火のまち」にふさわしく、駅前には花火のモニュメントもあります。
合わせて、大曲は冬のかまくらで有名な横手や湯沢方面への玄関口。
「こまち」17号車寄りの先端に新幹線と在来線の中間改札があり、2番線ホームとつながっていて、横手方面の列車へは、階段を上り下りせずに乗り換えすることが可能です。

秋田肉三昧弁当

盛岡~秋田間の「こまち」は、残念ながら車内販売が行われていませんので、横手方面から新幹線へ乗り継ぐ場合は、大曲での駅弁購入が必須と言ってもいいでしょう。
改札外の待合室内にあるNEWDAYSには、概ね午前10時ごろに秋田駅弁が入荷します。
今回はそのなかから、「関根屋」が製造する「秋田肉三昧弁当」(1150円)をご紹介。
東京駅で開かれた「東日本縦断駅弁大会」をきっかけに誕生、10年以上の歴史を誇ります。

秋田肉三昧弁当

【おしながき】
・ご飯(秋田県産あきたこまち) ごぼう煮
・秋田錦牛の焼肉 みず醤油漬け
・十和田高原ポークの焼肉
・比内地鶏・鶏そぼろ
・ぜんまい煮
・いぶりにんじん

秋田肉三昧弁当

秋田を代表する牛・豚・鶏の3つのブランドが、1つの折にギュッと詰まった肉駅弁です。
秋田県産の黒毛和牛「秋田錦牛」と十和田湖高原ポークは焼肉、おなじみ秋田比内地鶏は、贅沢に鶏そぼろで目いっぱい、あきたこまちの白飯にまぶしていただくことができます。
特に秋田錦牛は冷めても柔らかく、ごぼうや秋田を代表する山菜「みず」との相性も良好。
いぶりにんじんと合わせて、随所に秋田らしさが感じられる駅弁となっています。

E6系新幹線電車「こまち」、奥羽本線・秋田駅

上りの「こまち」は、始発の秋田から進行方向と逆向きに座席がセットされています。
「こまち」の他、身延線「ふじかわ」の静岡~富士間、高山本線「ひだ」の名古屋~岐阜間、西武秩父線「ちちぶ」の飯能~西武秩父間などでも、よく見られる光景です。
逆に「オホーツク」の遠軽、「しらさぎ」の米原、「ソニック」の小倉では、座席の回転が普通。
列車の乗車時間や土地柄など、スイッチバック駅には、さまざまな“日常”があります。

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