黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、ほしいも専門店「大丸屋」6代目主人の大曽根一毅が出演。伝統ある家業をつなげて行くということについて語った。
黒木)今週のゲストは老舗ほしいも専門店「大丸屋」の6代目ご主人、大曽根一毅さんです。大丸屋さんは明治30年から続く老舗のほしいも専門店ですが、ほしいも以外にもさつまいもを使った商品をつくられているということです。お持ちいただいたこれは何ですか?
大曽根)こちらは芋蜜ですね。
黒木)蜂蜜ならぬ、いもでつくった蜜。どういったものなのですか?
大曽根)こちらは、おいもを熱すると水分が出て来ます。その水分には糖分が入っているので、それを集めて煮詰めたものになります。おいもの香りがします。
黒木)しますね。黒蜜みたいな、蜂蜜ほど粘りはないけれども、美味しいです。これはどのように利用するのですか?
大曽根)蜂蜜と同じような使い方です。パンケーキやヨーグルトなどにかけていただいて、召し上がっていただく。
黒木)ほんのりおいもの香りがして。パンケーキ、アイスクリーム、ヨーグルトの他には、どんなものにかけるといいのでしょうか?
大曽根)店では、ほしいものジェラートを販売しているのですが、そちらに直接かけて召し上がる方もいらっしゃいます。
黒木)ジェラートがあるということですが、あとはどんなものがありますか?
大曽根)羊羹やスイートポテト、ほしいもの焼酎もあります。
黒木)芋焼酎とは違うのですか?
大曽根)芋焼酎より芋臭くはなく、さわやかなほしいもの香りがするイメージで好評です。
黒木)特に人気のある商品は何ですか?
大曽根)ほしいものジェラートは食べやすく、小さいお子さまから年配の方まで召し上がれる商品になっています。
黒木)この芋蜜、気に入りました。不思議な出会いでした。
大曽根)ありがとうございます。これだけで50本以上、およそ100本近くのおいもを使っています。
黒木)すごく手間暇がかかるのでしょうね。
大曽根)本当に手間がかかります。
黒木)でも、これはヒット商品になるのではないかと、私は予感しております。大曽根さんは、さつまいもの可能性をどのように考えていらっしゃいますか?
大曽根)アイデア次第では無限に広がると思いますので、さまざまなことに挑戦して行きたいと思っています。
大曽根一毅(おおそね・かずたけ)/ほしいも専門店「大丸屋」6代目主人
■明治30年創業の老舗ほしいも専門店「大丸屋」の6代目。
■大丸屋は「ほしいも」の産地としても有名な、茨城県ひたちなか市で120年間、昔ながらの製法・手作業でより風味高いほしいもを作り続けているお店。
■サツマイモの生産から、ほしいも作りまでを一貫して行っている。地産地消。
■高品質で多彩な品種のほしいもが魅力。常時30種類以上を用意。
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳