NPO法人J-Win理事長 内永ゆか子~なぜ企業の活性化に女性が必要なのか

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)にNPO法人J-Win理事長の内永ゆか子が出演。J-Winの活動内容、また、企業を活性化するために、いかに女性が必要かということについて語った。

NPO法人J-Win理事長 内永ゆか子

黒木)毎週さまざまなジャンルのプロフェッショナルにお話を伺う「あさナビ」、今週のゲストはNPO法人J-Win理事長の内永ゆか子さんです。いまはJ-Winの理事長をやっていらっしゃるということですけれども、J-Winの活動をご説明いただけますか?

内永)J-Win、ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワークの頭文字のJ-Winで、「女性で頑張ってやって行こうよ」というものです。これは私がIBMにいたとき、リタイアする1~2年前に、活動の苗から始めたのですが、そのときに一緒にやっていた人たちがつけてくれた名前です。J-Winの趣旨は、女性が活躍して組織のなかを活性化し、もっと競争力を持たせようというものです。もっと言うと、「女性が」ではなくて「多様性」。いろいろな価値観やいろいろなバックグラウンド、いろいろな経験のある人たちが集まって、その経験や価値観を切磋琢磨するなかからビジネスモデルを発明し、それを導入するということを趣旨とした団体です。活動の対象は、基本的には企業さんです。具体的な活動の第一歩が、多様性の第一歩である女性なのです。だから女性のためにやっているわけではありません。女性の方が多様性という観点でいうと使いやすいのです。活用しやすいし、数も多い。しかし、日本ではそれができないことが問題なのです。

黒木)日本はまだ女性の活躍の場が少ないですね。

内永)もったいない。活用できていない宝のようなものです。企業の競争力を高めるために、多様性を活用するべきなのです。

黒木)企業の方々は、そのことを理解してくださるのですか?

内永)これがわからない経営者はやめた方がいいと思います。各国における男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ・インデックス」というものがありますが、日本は121位なのです。

黒木)数年前、アイスランドに仕事に行ったときに、女性で管理職になっている方が沢山いらっしゃいました。欧米では女性の活躍が目覚ましいですよね。

内永)世界では、女性の活用が以前から進んでいます。世の中の変化が激しいので、昔の価値観に囚われていては、会社が成り立たないのです。そのことを世界中の経営者はわかっているから、女性を活用しているのです。でも日本はその動きが遅いですね。

内永ゆか子

内永ゆか子(うちなが・ゆかこ)/NPO法人J-Win理事長

■1946年生まれ。東京大学卒業後、日本IBM入社。女性初の取締役に就任。常務取締役、専務執行役員などを経て2007年に退職。
■2008年よりベネッセホールディングス副社長、ベルリッツコーポレーション会長兼社長兼CEO、2013年にベルリッツコーポレーション名誉会長を退任。
■2007年よりNPO法人J-Win理事長として、企業におけるダイバーシティ・マネジメントの支援に尽力。
■2013年に企業に応じた個別のダイバーシティ及び企業戦略に関するコンサルティング業務を行う株式会社GRIを設立。
■社外取締役として、ソニー株式会社、イオン株式会社、HOYA株式会社、そしてDIC株式会社を務める。
■2013年には男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰受賞。

【NPO法人J-Win】
■J-Win=ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク。
■ダイバーシティ(多様性)マネジメントを推進。社会・企業における女性の活躍推進。
■企業が女性をJ-Winに派遣。合宿や海外研修などを経て、女性リーダーになるためのスキルを身に付ける。
■設立13年。現在110社が会員企業。

番組情報

ENEOSプレゼンツ あさナビ

毎週月曜〜金曜 6:43 - 6:49

番組HP

毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳


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