歯ぎしりが健康に及ぼす影響は? 医師が回答
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「歯ぎしり」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(1月26日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『歯ぎしりが身体に及ぼす影響って、どんなものがあるの?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「歯ぎしりは口のなかだけではなく、実は身体のあちこちに影響を与えてしまいます。
例えば、摩擦による歯のすり減りや破損。人間の噛む力というのはとても強く、また、歯のエナメル質は非常に硬い性質を持っています。硬いもの同士を強い力でこすり合わせるわけですから、歯がすり減ったり、ひどい場合は破損してしまうことも考えられます。
強い力で噛み合わせることで歯茎にもダメージを与え、歯周病を悪化させるリスクもあります。さらに、顎関節症のリスクも考えられます。
顎関節症は、顎の関節や、顎を動かす筋肉が痛むことで、口を開けにくくしてしまったり、ひどい場合には食事に影響が出ることもあります。歯を強く噛み締めることで顎の関節に負担をかけ続けると、顎関節症のリスクが高まると言われています。
いまはマウスピースを使った治療法もありますから、気になる方は歯科医に相談してみるといいかも知れません」
協力:医療ライター・横井かずえ
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!