「日本最古のメガネ」は誰が使っていたのか
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。5月12日放送分のテーマは「日本のメガネの歴史」です。
16世紀半ば、キリスト教の宣教師であるフランシスコ・ザビエルが、周防国(現在の山口県)の大名・大内義隆にメガネを贈ったのが、日本最初のメガネだと言われています。
または、室町幕府の12代将軍・足利義晴が使っていたメガネが、日本最古のメガネだという説もあります。
ザビエルの件から数年後、同じく宣教師のフランシスコ・カブラルが織田信長と対面したとき、メガネをかけていたカブラルを見て、一同がとても驚いた……という記録が残っているそうです。
メガネを使っていた歴史上の人物の1人に、徳川家康がいます。家康公が使っていたのは“ツルのない手持ちの鼻メガネ”で、静岡県の「久能山東照宮博物館」に保存されています。
本格的なレンズの国内生産が始まったのは、明治時代に入ってからです。1873年(明治6年)、オーストリア・ウィーンでの万国博覧会に出席した技術者の朝倉松五郎が、レンズの製造技術を学んで帰国しました。
そして、国内では初の“機械によるメガネレンズの製造”が始まります。その2年後に朝倉さんが創業したのが、東京・新宿に本社のある『朝倉メガネ』です。
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