庭のアジサイが、次の年には違う色に……なぜ色が変わるの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。5月18日放送分のテーマは「アジサイの色」です。
アジサイには赤や青、紫などの色がありますが、これにはアントシアニンという色素と、土のなかに含まれるアルミニウムが関係しています。アジサイがアルミニウムをたくさん吸収すると、アントシアニンと反応して青くなります。
逆にアルミニウムを吸収しないと、赤くなります。その中間の量だと紫色になるそうです。
さらに土の性質も、アジサイの色に影響しています。土の性質が酸性の場合、アルミニウムが溶け出す量が多いため、アジサイに吸収される量も多くなることで青色になります。
逆に土の性質が中性やアルカリ性の場合、アルミニウムが溶け出す量が少なく、吸収される量も少ないため、赤や紫色になります。
お店で買って来たアジサイを庭に植えたところ、次の年には違う色が咲いた……というのは、よくあることだそうです。これも土の性質と含まれるアルミニウムの量によるもので、それ以外にも色に関しては、たくさんの要素が関係しているようです。
ただし、すべてのアジサイが環境によって色が変わるわけではありません。例えば白のアジサイは、色素のアントシアニンを持っていません。ですので、色が土の性質に左右されることはないそうです。
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