「10分タイプ」のカセットテープ、なぜシニア層で人気?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月16日放送分のテーマは「日本のカセットテープの進化」です。
1979年(昭和54年)、ソニーがポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン」を発売しましたが、これによってカセットテープの人気も高まって行きます。
さらに1985年には、富士フィルムが若い世代や女性をターゲットにした新しいカセットテープのブランド「AXIA(アクシア)」を発売したことで、さらに人気が高まります。
1989年(平成元年)ごろには、カセットテープの国内の年間売り上げが約5億本と、ピークを迎えました。しかし、その後はMDやデジタルオーディオプレーヤーの登場によって、販売数は減少して行きます。
それでも2016年には、日本で最初にカセットテープを商品化した日立マクセル(現在のマクセル)が発売50周年を記念して、70年代に人気だった「UD」シリーズのデザインの復刻版を発売しました。
ちなみにマクセルは、現在も年間約800万本のカセットテープの製造を続けています。10分・20分・60分・90分の4タイプがあって、なかでも10分テープはカラオケ用としてシニア層の間で人気なのだそうです。
他にも2019年には、レコード針で有名なナガオカがカセットテープを発売し、話題となりました。
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