なぜ水族館の照明は「暗く設定されている」のか
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月24日放送分のテーマは「水族館の豆知識」です。
水族館内は暗いことが多いですが、「暗くすることで水槽がよく目立つ」「水槽のガラスに光が反射して内部が見えにくくなるのを防ぐ」「幻想的な雰囲気をつくり出す」などのメリットがあります。
また、「水槽内にいる魚たちのストレスを減らす」ということも大きな理由の1つだそうです。
水族館にいる魚たちは昼間、常に人から見られています。視線を感じ続けるとストレスを受け、体調を崩してしまうことがあるそうです。そこで水槽内を明るくし、逆に外を暗くすることによって、なかから外がなるべく見えないようにしているそうです。
ただし、深海魚のいる水槽は深海に合わせて、照明も暗くなっています。深海魚の多くはデリケートなため、静かに見てあげるといいそうです。
また水族館の水槽では、大きな魚も小さな魚も一緒に泳いでいますが、「食べられてしまうことはないのか」という疑問があります。
確かに自然界だと、大きな魚は小さな魚を食べています。しかし、同じ水槽のなかで長いこと一緒に生活していると、お互いに慣れてしまうのか、襲われることはあまりないそうです。
また、空腹で小さな魚を食べないように、魚たちには充分な量の餌を与えるように配慮しているそうです。
番組情報
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・