感謝の気持ちもMax! ウワサの「オール2階建て弁当」を食べてみた

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

画像を見る(全6枚) 上越新幹線 Max ありがとうオール2階建て弁当

1990年代から東日本エリアで一世を風靡した「2階建て新幹線」。新幹線通勤の旺盛な需要に応えるべく、E1系新幹線電車に続き、E4系新幹線電車が「Max」の愛称で親しまれてきました。しかし、さらなる高速化やバリアフリーなど、時代の変化に伴って、この秋で姿を消すことになっています。そんな「Max」引退に合わせた記念弁当が、新潟の駅弁屋さん3社の競作で登場しました。3回シリーズの1回目、今回は「神尾弁当部編」です。

E4系新幹線電車「Maxとき」、上越新幹線・長岡~浦佐間

「上越新幹線 Max ありがとうオール2階建て弁当」食べくらべ(第1回・神尾弁当部編/全3回)

今年(2021年)10月1日で、定期運行を終了するE4系新幹線電車。オール2階建て新幹線電車「Max」の2代目として、平成9(1997)年の登場以来、四半世紀近くにわたって東日本エリアの新幹線で運行されてきました。朝夕は新幹線通勤の味方、日中や週末の2階席は眺望のいい席として家族連れのファンも多かった車両。いまは上越新幹線の「Maxとき」「Maxたにがわ」として、最後の活躍を続けています。

上越新幹線 Max ありがとうオール2階建て弁当

E4系新幹線電車のラストランに合わせ、上越新幹線の各駅などでは、さまざまなメモリアルグッズが登場しています。なかでも、7月22日からNEWDAYS等で販売されている「上越新幹線 Max ありがとうオール2階建て弁当」(1634円)は、新幹線車両を模した容器も「2階建て(2段重ね)」になった力作です。しかも、新潟県内の駅弁屋さん「神尾弁当部」「新潟三新軒」「川岳軒」3社の競作で、全て内容も異なった構成となっています。

画像を見る(全6枚) 上越新幹線 Max ありがとうオール2階建て弁当

【おしながき】
(1階)
・まいたけのちらし寿司
(酢飯、雪国まいたけ煮、錦糸玉子、赤かぶ漬け、山せり漬け、ガリ、黒埼茶豆)

(2階)
・鮭の焼き漬け
・鶏肉の照り焼き
・あんかけ肉団子
・焼売
・玉子焼き
・煮物(椎茸、人参、きぬさや、がんもどき)
・大根の桜漬け

上越新幹線 Max ありがとうオール2階建て弁当

まず素晴らしいのは、巧く作り上げられた「2階建て」容器。いまのE4系新幹線電車には、朱鷺色の帯が入っていますが、この帯の部分を2段目とすることで、車高の高さを活かし、しっかりボリューム感あるおかずが詰められています。新潟駅のNEWDAYSで販売される“神尾弁当部版”は、その名も「Maxお楽しみBOX」。1階に彩り華やかな雪国まいたけのちらし寿司。2階には鮭の焼漬・煮物が入って、大人も十分楽しめる“新潟の味”となっています。神尾弁当部によると、2階建てゆえ、弁当の構成には試行錯誤があったそうで、実際に詰められる量と、ボリュームの“Max感”の両立には苦労されたということです。

E4系新幹線電車「Maxとき」、上越新幹線・高崎~上毛高原間

さて、「上越新幹線 Max ありがとうオール2階建て弁当」の気になる価格ですが、ズバリ「1634円」! E4系新幹線電車は、1編成8両ですが、2編成つないだ16両でも運行することが可能です。このときの乗車定員が「1634人」となり、高速車両としては世界最大の定員数を誇ります。この数字にちなんだ“遊び心”あふれる価格設定はお見事! さらに面白い仕掛けもありますが、それはまた次回。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


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