「菊」はどうやって1年中、店頭に並ぶのか
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。9月22日放送分のテーマは「菊の豆知識」です。
日本で品種改良された「和菊」のなかでも、主に葬儀や仏様にお供えする花として欠かせないのが「輪菊」です。白が最も多く栽培されていますが、黄色や赤などもあります。
日本で有名な菊の産地は愛知県です。出荷量は全国の約3分の1を占めています。そんな愛知県のなかでも、渥美半島に位置する田原市は、全国を代表する輪菊の産地です。
菊は日照時間が短くなると花や芽をつくり、花を咲かせる性質を持っています。この性質を利用した栽培方法が「電照栽培」です。
花や芽ができる前の夜間、菊に電気を照らし続けると、菊は「日照時間が長い」と感じて開花を遅らせます。開花時期を調整することにより、菊は1年を通して店頭に並ぶようになったそうです。
田原市では古くから電照栽培が行われており、この方法で育った菊は「電照菊」とも呼ばれています。
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