関西風お雑煮が「白味噌」で「里芋」が入っているのはなぜ?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。12月29日放送分のテーマは「お雑煮の原点」です。
全国に数あるお雑煮ですが、「東のお雑煮の原点」とされているのが「江戸雑煮」です。「関東風雑煮」とも呼ばれていて、関東の広い地域で食べられています。
焼いた角餅を使い、具材は鶏肉やシイタケ、小松菜、ニンジン、三つ葉、大根などです。そして汁は、カツオや昆布から採ったすまし汁ですが、味噌仕立ての場合、「みそをつける=失敗する」につながるのを江戸っ子が嫌ったため……と言われています。
それに対して、「西のお雑煮の原点」とされているのが、京都のお雑煮「京雑煮・京風雑煮」です。お餅は丸餅で、角餅のように「焼く」のではなく、「煮る」のがポイントです。丸餅には「円満」や「長寿」の願いが込められています。
そして、汁は白味噌で仕立てることが多いのも特徴です。また具材で多く使われているのが頭芋(かしらいも)です。頭芋とは「里芋の親芋」のことです。お雑煮に頭芋を入れるのは「人の頭(先頭)になりますように」という願いや、「成功して有名になる」「子孫の繁栄」などの願いが込められているそうです。
他には大根、「金時人参」などが使われています。金時人参は「京にんじん」とも呼ばれていて、鮮やかな赤い色が特徴です。
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