温泉と関係のある「化石海水」ってどんなもの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月17日放送分のテーマは「温泉」です。
日本には火山がたくさんありますが、「温泉」は火山の地下深くにあるマグマと関係しています。マグマとは、高温でドロドロに溶けた岩のことであり、火山の下にはマグマがたまっています。
マグマからは熱い水や水蒸気、ガスが出ていますが、それが地面のなかに浸み込んで雨水などと混ざり、沸いて来たものが温泉です。雨水の他にも、地層に閉じ込められた大昔の海水……「化石海水」の場合もあるそうです。
温泉は火山の近くにある亀裂や断層など、地面の割れ目から沸き出しています。日本には古くから温泉がたくさんありますが、明治時代以降は自然に沸き出した温泉に加え、人工的に穴を掘り、ポンプで汲み上げた温泉も増えています。
なかには、周りに火山がないのに温泉が沸いている場所もあります。そういった温泉の場合、火山がなくても地中を深くまで掘ることで、前述した「化石海水」のような温泉が沸き出ているのだそうです。
また「非火山性温泉」という、断層などから自然に沸いている温泉もあります。その場合、地中のとても深いところから、断層を伝わって熱い水が沸き出しているそうです。非火山性温泉として有名なのが、松之山温泉(新潟県)や有馬温泉(兵庫県)などです。
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