「医学的な治療効果が期待される温泉」は、どうやって探せばいいの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月20日放送分のテーマは「温泉の泉質」です。
「泉質」という用語があります。これは「その温泉にどんな成分がどのくらい溶けているか」を、わかりやすく分類したものです。
泉質は「含まれている温泉の成分の違い」によって決まります。日本の温泉は「温泉法」という法律により、脱衣所などに必ず「温泉分析書」を貼っておくことが求められています。温泉に入る方はそれを見て、泉質や効能を知ることができます。
温泉のなかでも、「特に医学的な治療効果が期待される泉質を持つ温泉」のことを、「療養泉」と言います。
療養泉は「温度」または「主成分の違い」によって分類されています。その1つが「単純温泉」です。日本では最も多い温泉で、「単純泉」とも呼ばれています。
「単純温泉=成分が単純なのか?」と思われるかも知れませんが、実際には「含まれている成分量が、一定量に達していないもの」を言います。
なかでも、水素イオン濃度を表す「pH(ピーエイチ)」が8.5以上のものは、「アルカリ性単純温泉」と呼ばれています。肌触りが柔らかく、肌への刺激が少ないのが特徴で、お子さんからお年寄りの方まで安心して入ることができます。
含まれる成分が少ないと言っても、立派な温泉ですから、神経痛や筋肉痛、関節痛、五十肩、冷え性などに効果が期待されるそうです。
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