「二槽式洗濯機」 なぜ現在も根強い人気?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。5月18日放送分のテーマは「二槽式洗濯機」です。
昭和30年代になると、洗濯機は一般の家庭にも浸透していきます。当時の洗濯機に付いていた機能のなかに、「ローラー式絞り機」というものがありました。
洗い終わった洗濯物をゴム製の上下のローラー間にはさみ、ハンドルを回して絞るというものです。脱水された洗濯物は、スルメのような状態になって出てきたのだとか。
その後、洗濯槽と脱水槽が別々になった、「二槽式洗濯機」が登場します。洗った洗濯物を脱水槽に移す手間はかかりますが、洗濯と脱水が同時にできることから人気となりました。
二槽式洗濯機は1980年代前半をピークに、家庭から徐々に姿を消していきます。その背景には、1つの洗濯槽で「洗濯・すすぎ・脱水」をすべて行う、いわゆる「全自動洗濯機」の登場が大きく影響しています
しかし、現在でも業務用として、二槽式洗濯機には根強い人気があるそうです。理由としては、洗濯・すすぎと脱水が同時にできるため、短時間で全自動よりもたくさん洗濯できるメリットがあるからだとか。
また二槽式の場合、脱水のために一度、洗濯物を取り出します。その際、きちんと汚れが落ちているかどうかチェックできることも大きいそうです。
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