抗原検査を使って「心置きなく集まる」ことのススメ 東京都医師会会長・尾﨑治夫

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東京都医師会会長の尾﨑治夫氏が7月8日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。新型コロナワクチンの3回目接種、また抗原検査について語った。

※画像はイメージです

20~30代の3回目の接種率が6割以上になればかなり効果が出る

飯田浩司アナウンサー)新型コロナワクチンについて、4回目の接種を受ける方も出てきましたが、現状はどのようになっていますか?

尾﨑)3回接種に関してはだいぶ進んできましたが、20代の方の接種率は4割くらいです。30代の方が5割くらい。この方たちが6割以上打ち終わるくらいになれば、かなり効果が出ると思います。

飯田)20~30代の接種率が6割以上になれば。

尾﨑)皆さんにお伝えしたいことは、いまは抗体が落ちてきていますので、2回接種で終わってしまうと、感染予防にしても重症化予防にしても、効果を発揮することが難しいのです。

飯田)2回接種では。

尾﨑)3回目を打つことによって、抗体が「グッ」と上がりますし、他の免疫も増強します。どうしても副反応が気になるという方は、いま「ノババックス」というワクチンもあります。十分にmRNAワクチンに近い効果はありますし、こちらですと局所の痛みが少しあるくらいで、副反応は弱いとされています。若い方はノババックスという選択肢も含めて、3回目を打っていただきたいと思います。

新行市佳アナウンサー、尾﨑治夫氏、飯田浩司アナウンサー

抗原検査を使って心置きなく集まる

飯田)抗原検査もありますが、これを会長は推奨していらっしゃいます。あらためてメリット、デメリットなどを教えてください。

尾崎)PCR検査に決して引けをとらない。特に偽陰性となる確率は非常に少ないということがわかりました。認定されている抗原定性検査キットであれば、十分対応できます。

飯田)認定されているものであれば。

尾﨑)そこで陰性とわかれば、まず感染している可能性は極めて少ない。感染しているとしても、人にうつすようなウイルス量を持っている可能性は極めて少ないということがわかっています。

飯田)信用できると。

尾﨑)私どもも先日の理事会の日には、役員、職員すべてが抗原定性検査を行いました。陰性が確認された人たちだけが参加して、みんなマスクなしでやりました。ひさびさに、いろいろな方の顔が見えて、いろいろな意味で新鮮な驚きがありました。

飯田)そうですか。

尾﨑)特に不特定多数が集まるところなどでは、抗原定性検査を多用して、陰性を確認し、安心して集まる。場合によってはマスクも外すと。そういう流れをつくる時期に入っているのではないかと思います。

飯田)お客さんが集まるようなイベントなどでは、自由に声が発せられるという日がくるかも知れないですね。

尾﨑)大人数が集まるような居酒屋など、そういう場所で、なおかつ換気もなかなか難しいところもあると思うのです。そういうところは、抗原検査の負担をどうするのかという話もありますが、お客さんや従業員の方が検査をして、あとは好きにやるというような、そういう流れも必要なのではないかと思います。

国の対策として500円くらいで抗原検査ができるようにならないか

飯田)対策が進まないのは、やはりコスト面が大きいのですか?

尾﨑)そうですね。信頼できるきちんとしたキットですと、さまざまあると思いますが、1500円くらいはします。この辺りも国の対策でワンコイン、1回500円くらいの値段で、信頼できるキットが手に入るようになればいいと思うのですが。

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