なぜ正月に「餅」を食べるようになったのか
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月2日放送分のテーマは「餅」です。
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※画像はイメージです
正月にいただくものの1つに「餅」があります。日本で古くからつくられてきた食べ物で、餅米を蒸してから臼と杵を使い、粘り気が出るまでついていきます。
餅を正月に食べる理由は諸説あります。その1つが、平安時代に宮中で行われていた正月行事……「歯固めの儀」に由来するというものです。正月の三が日に硬い食べ物を食べ、歯を丈夫にして「健康と長寿」を願う行事です。
「年齢」の「齢」には「歯」という字が含まれているように、「健康と長寿のためには丈夫な歯が大切」と考えられていました。「歯固めの儀」が伝わることで、お正月に餅を食べるようになったと言われています。
さらに、餅は特別な日である「ハレの日」に神さまに捧げる神聖な食べ物で、その餅を正月に食べてお祝いする、という意味もあるそうです。