トマトの「リコピン」をより摂取できる「食べ方・選び方」
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月11日放送分のテーマは「トマトの栄養価」です。
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※画像はイメージです
トマトにはたくさんの栄養素が含まれています。例えば、美肌に効果的とされる「ビタミンC」や、老化を抑制する働きが期待される「ビタミンE」が豊富です。さらに、ミネラルや食物繊維などもバランスよく含んでいます。
トマトの赤い色は「リコピン」という天然色素によるものです。リコピンには強力な抗酸化作用があり、体内で増え過ぎた活性酸素を取り除いてくれます。そのため、さまざまな病気予防や、美容への効果が期待されています。
リコピンは人間の体内でつくり出すことができないため、食品から摂るしかありません。また、トマトのなかでも「完熟したトマト」の方が、リコピンが含まれる量は多いそうです。
リコピンは熱に強く、油に溶けやすい性質があるので、油を使って加熱調理すると摂れる量が高まります。
ヨーロッパには、トマトの素晴らしさを表したことわざ……「トマトが赤くなると医者が青くなる」という言葉があります。トマトが赤く実る季節になると、そのトマトを食べてみんなが健康になり、患者さんがいなくなるので、お医者さんが青ざめるという意味です。