話を盛リ始めるとキリが無くなります【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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『話を盛る』とは

事実を誇張して話すこと

“話を盛る”というのは“事実は事実だけど、大げさに話す”ことです。
例えば有名人の方と1回お食事をしただけ、それも他に大勢いたのに“二人だけで何回も食事をしたことがある!と言う”とか、“本当は数時間で出来たのに、徹夜して頑張った!と言う”、男の人の若い頃のヤンチャなお話、例えば“1回だけケンカしたのに毎日のようにしていた!と、武勇伝を延々と語る”といったように、完全な作り話・ウソではないけれど、誇張して話すことを“話を盛る”といいます。

話を盛る人との付き合い方

同じ“話を盛る”でも“それって大げさじゃない?” “話を盛ったでしょ!”と、笑いながら突っ込める関係性だったり話の内容だったら、その場が盛り上がることがあります。
また“話を盛った人”も突っ込まれたら“ちょっと盛っちゃいました!”と言ってくれることで、笑いが生まれて、楽しい雰囲気になります。
また、クチには出さなくても“この人は話を盛る人なんだ”という暗黙の了解があるため、話半分で聞くこと出来ます。

ところが“話を盛る人”が上司や取引先など、お仕事関係の方や普段からそれほど親しくない方だと、“話を盛りましたよネ!”と言うわけにもいきませんよネ。
その結果、それが誇張された話だと分かっていてもクチに出すことが出来ないので、自分の中にモヤモヤしたものをため込むことになってしまいます。
親しい間柄であれば、話半分で聞くことが出来ますが、“話を盛る人”は聞いている人の反応に敏感で、話しながら視線が向けられることも多いので、その時間がとても苦痛です。

修正が効かなくなってしまうことも

また“話を盛る人”からすれば、軽い気持ちで話を盛ったのに、真実だと受け止められて、広まってしまうことがあります。
そうなると、修正が効かなくなってしまい、さらに話を盛ってしまうことになります。

(2017/2/21放送分より)

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