函館駅「海鮮雲丹めし」(1,500円)~貴重な「H5系」のすれ違い!【ライター望月の駅弁膝栗毛】

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H5系はやぶさ

昼下がりの東北新幹線・八戸駅13番線に「はやぶさ17号」新青森行が入ってきました。
車体にパープルのラインが入っていますので、この時間はJR北海道のH5系ですね。
JR北海道の車両なのに北海道まで行かない、ちょっと面白い列車でもあります。
この「はやぶさ17号」と折り返しの「はやぶさ32号」、そして下り仙台行最終となる「やまびこ223号」が本州内で乗車できるH5系新幹線として、各紙などで伝えられています。

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H5系はやぶさ

程なくお隣12番線には、新函館北斗からの「はやぶさ22号」が入ってきました。
コチラもパープルのラインですので、貴重なH5系新幹線同士のすれ違いです!
全4編成のH5系のうち、通常稼働する2編成が同時かつ間近に見られるのは、原則1日2回。
朝8時台の二戸駅と、昼2時台の八戸駅ですが・・・、変更される場合もあります。
このため時刻表上は、全て「E5系またはH5系」と表記されている訳ですね。
最近の新幹線は、長距離を運行することもあり、各線ともダイヤが乱れた場合に対応しやすいよう、車種を統一するのが1つの流れ。
東北新幹線はE5(H5)系、上越・北陸新幹線はE7(W7)系というグループになるんでしょうね。

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海鮮雲丹めし

さて、開業から1年あまりを迎えた「北海道新幹線」。
東京在住の私も10回には届きませんでしたが、この1年で7回ほど利用しました。
前より北海道へ行きやすくなったのが、正直な感覚です。
この開業1周年に合わせて、函館(新函館北斗)の駅弁にも新作が登場しています。
今回は4/1発売の黄色い巾着袋に入った「海鮮雲丹めし」(1,500円)をいただきました。

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海鮮雲丹めし

【お品書き】
・紅ズワイガニの酒蒸し
・蝦夷あわびの酒蒸し
・道産むらさき雲丹のうにごはん
・道産ばふんうに
・道産いくら醤油漬
・道産生岩海苔あん
・会席漬
(北海道産米使用)

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海鮮雲丹めし

巾着袋の中に入っているわっぱ形の容器のふたを外すと、北海道の海の幸がいっぱい!
実はこの駅弁、去年、駅弁膝栗毛の「初回」にご紹介した「鮑雲丹めし」がリニューアルしたもの。
これまでの北海道産あわび、うに、いくらに加え、ベニズワイガニも載って、食材のバランスを調整し、少し求めやすい価格帯にシフト。
鮑の酒蒸しの肉厚感と心地いいコリコリ、ムラサキウニが炊き込まれたうにご飯の美味しさもそのままで、『お得感』ある駅弁になっていました。
2年目を迎えた北海道新幹線で、北海道産食材たっぷりの駅弁をいただいてみては?

(取材・文:望月崇史)

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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