北海道新幹線・新函館北斗駅に、東京からのE5系「はやぶさ13号」が入ってきました。
「はやぶさ13号」は、東京を10:20に発って、上野・大宮・仙台・盛岡・八戸・新青森・奥津軽いまべつ・木古内に停まり、終点・新函館北斗には14:37の到着、4時間17分の旅となります。
「はやぶさ」は、東京~盛岡間でE6系「こまち」を併結することが多いので、下り「はやぶさ」の先頭車両が見られるのは、盛岡以北か、「こまち」を併結しない最速「4時間2分」の列車限定です。
開業から1周年を迎えた北海道新幹線・新函館北斗駅。
一時のような混雑からはひと息ついたこともあって、通路などには旬の花なども飾られていて、アットホームな雰囲気が感じられます。
恐らくこれが、本来の新函館北斗駅の姿なんでしょうね。
新幹線や函館からの「はこだてライナー」が到着すると、乗換えのお客さんでにぎわいます。
新幹線と接続する函館本線・新函館北斗駅の乗車位置案内が、ちょっと変わっていました。
函館寄りから「A.B.C・・・」の順番で、その頭文字の動植物がイラストで描かれています。
去年(2016年)の秋から、海外からのお客さん向けに、このような案内になったそう。
「S」は、北海道らしく“サーモン”ということでしょうか!?
観光で訪れるお客さんが多い駅は、安全の中に、ちょっとした“遊び心”があるとイイですよね。
さて、新函館北斗駅の改札外には、新幹線開業に合わせて青森・八戸駅弁の「吉田屋」が手がけたカフェ「41°GARDEN」があって、駅弁の販売も行っています。
開業時に訪れた時は、店舗の中まで入らないと購入できなかったのですが、動線が整理されて、駅弁はカフェ店頭のブースで購入できるようになりました。
今回は、その中から「和牛ステーキと炙りかきの重箱めし」(1,350円)を手に取ってみました。
平成26(2014)年から販売されている「和牛ステーキと炙りかきの重箱めし」。
汎用性のある駅弁容器の中を仕切り板で分け、山と海の幸をガッツリ盛り付けています。
国産和牛ステーキには、付添のソースをかけていただきます。
肉の味わいから楽しむか、磯の香りから楽しむか、どっちも単独でたっぷりいただきたいくらい。
お好みに合わせ、厚焼玉子・しば漬けなどを上手く使って、味わっていくのが良さそうです。
(取材・文:望月崇史)
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/