東京駅「JR東日本30周年記念東日本うまいもん弁当」(1,650円) 変わる山手線【ライター望月の駅弁膝栗毛】

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山手線E235系

東京の大動脈・山手線。
最新型車両は、一昨年(2015年)にデビューした四角い顔が特徴的なE235系電車です。
“四角い”電車が、およそ1時間をかけて、東京の都心部を“まあるく”回っています。
スマホの「JR東日本アプリ」にある山手線トレインネットでは、列車の走行位置が見られます。
E235系の列車は、この顔がアイコンとなっているので、“狙って”乗ることも出来ます。

山手線E235系

E235系電車は、デビュー以来1編成だけで、なかなかお目にかかれない車両でした。
しかし、5月頃から“量産型”の編成が投入され、遭遇する確率がだいぶ高くなってきました。
内回り・外回り共にE235系電車・・・というシーンも、東京の新しい日常になりつつあります。
興味深いのは、外回りで最後尾となっている車両のLEDに「あじさい」が表示されていること。
ココには月変わりで季節の花が表示されています。

山手線205系(2004年撮影)

30年前、国鉄がJRになった頃、山手線の最新型車両は、205系電車でした。
まだウグイス色一色の103系電車も多く、205系が来ると新型に“当たった”気分がしたもの。
当時は205系電車のすれ違いが、東京の新しい日常だったわけです。
205系電車は、改造を受けるなどして、武蔵野線や仙石線などに転属して今も活躍中。
後継だったE231系も帯を黄色に変えて、中央・総武各駅停車へ活躍の場を移し始めています。

東日本うまいもん弁当

30年というのは自分の中ではあっという間でも、山手線の電車が3世代変わるくらい長い時間。
今年(2017年)は、昭和62(1987)年4月1日に国鉄がJRになってから30周年ということで、駅弁もNRE大増から7/9まで期間限定、1日250個の個数限定で記念駅弁が出ています。

その名もズバリ「JR東日本30周年記念 東日本うまいもん弁当」(1,650円)。
JR東日本が路線を持つ、青森から静岡まで17都県の特産をギュッと詰め込んだ駅弁です。

東日本うまいもん弁当

青森・・・りんごシロップ煮
岩手・・・切り昆布煮
宮城・・・牛タン塩焼
福島・・・いか人参
秋田・・・いぶりがっこ
山形・・・いも煮(牛肉、里芋、舞茸、絹さや)
茨城・・・あんこう唐揚
栃木・・・巻き湯葉煮
群馬・・・ピリ辛こんにゃく
埼玉・・・深谷ねぎしば漬
千葉・・・いわしつみれ煮
東京・・・深川めし
神奈川・・・蒲鉾
新潟・・・鮭の焼き漬
長野・・・野沢菜天ぷら
山梨・・・信玄どり照焼
静岡・・・浅炊き桜海老

玉子焼
煮物(人参、いんげん)
赤パプリカ揚
白飯・いくら醤油漬

東日本うまいもん弁当

JR東日本を牽引する山手線をはじめとした首都圏路線網のようにセンターに陣取るのは、何と言っても、東京の看板駅弁、数年前からウェットな食感になってバージョンアップした「深川めし」!
この深川めしを中心に東日本エリア各地の食材が、ほぼ一品ずつ散りばめられています。
いただくだけで東北・山形・秋田・上越・北陸の各新幹線や「ひたち」「あずさ」「踊り子」などの看板特急に乗った気分も味わえそう。
4月に発売されて好評を受け、今回再発売となったのも納得です。
思えば30年前、こんな彩り豊かで、テーマ性のある駅弁はなかったと思います。
JR30年の歴史の重みを感じて、国鉄時代より遥かに進化した駅弁の味を味わいたいものです。

(取材・文:望月崇史)

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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