一ノ関駅「豚肉の南部焼き弁当」(930円)~実はちょっぴり“贅沢な”ローカル線の旅

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

一ノ関駅「豚肉の南部焼き弁当」(930円)~実はちょっぴり“贅沢な”ローカル線の旅

キハ100形気動車、釜石線・宮守~柏木平間(2011年撮影)

学生時代、通学にローカル線を使っていたという方もいることでしょう。
乗っている時には、なかなかその魅力に気が付かないのですが、大きくなって、だいぶ年齢を重ねてくると、なんてすばらしい路線に乗っていたんだと気が付くもの。
釜石線・宮守駅近くにある“めがね橋”も、そんな気付きを与えてくれる場所の1つ。
単なるローカル列車でも、とても絵になっちゃうんですよね!

 

一ノ関駅「豚肉の南部焼き弁当」(930円)~実はちょっぴり“贅沢な”ローカル線の旅

701系電車、田沢湖線・雫石~小岩井間

田沢湖線の普通列車も、そんな列車の1つかもしれません。
盛岡~大曲間の田沢湖線は、秋田新幹線のE6系「こまち」が走ります。
普通列車の701系電車も、新幹線のレール幅に合わせた標準軌のオリジナル車両。
新幹線と普通列車が同じ線路を当たり前のように走る様子は、とても絵になります。
スーパーカーのようなE6系と同じ線路で通学なんて・・・実はちょっと贅沢ですよね!

 

一ノ関駅「豚肉の南部焼き弁当」(930円)~実はちょっぴり“贅沢な”ローカル線の旅

豚肉の南部焼き弁当

その意味では、駅弁も当たり前のように製造され、売られていますが、実はとてもすごいこと。
特に掛け紙があって、綴じ紐で綴じられている駅弁を見ると、手間がかかっているだけあって、とても絵になりやすく素晴らしいなぁ・・・という気持ちになります。
今日はそんな駅弁の中から「豚肉の南部焼き弁当」(930円)をご紹介。
一ノ関駅弁の「あべちう」が製造し、一ノ関駅・盛岡駅などで販売しています。

 

一ノ関駅「豚肉の南部焼き弁当」(930円)~実はちょっぴり“贅沢な”ローカル線の旅

豚肉の南部焼き弁当

【お品書き】
・ご飯(岩手県産米使用)
・豚肉の南部焼き
・煮物(椎茸、人参、蓮根、牛蒡ほか)
・ポテトサラダ
・卵焼き
・桜大根漬
・ゴマ寒天

 

一ノ関駅「豚肉の南部焼き弁当」(930円)~実はちょっぴり“贅沢な”ローカル線の旅

豚肉の南部焼き弁当

「南部焼き」とは、ゴマをたっぷり使った“南部だれ”で焼いた料理のこと。
「南部焼き」の名は、旧・南部藩のエリアが、ゴマの産地だったことに由来するといわれており、焼き上げられた豚肉の上にも、しっかりゴマが輝いていて、食欲をそそってくれます。
「南部焼き」は、ほぼ“一般名詞化”していますが、それでもご当地やそれに近いエリアで作られたものをいただくのはまた格別というもの。
これもまた“ちょっと贅沢な”体験の1つかもしれませんね!

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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