秋田駅「和牛こまち弁当」(1,100円)~登場から5年!赤い「こまち」

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

E6系 新幹線 こまち 奥羽本線 羽後境 大張野

E6系新幹線「こまち」、奥羽本線・羽後境~大張野間

新幹線の中でもトップクラスの鮮やかな車両といえば、赤い新幹線「E6系」でしょう。
秋田新幹線向けに開発され、平成25(2013)年3月に「スーパーこまち」としてデビュー。
今は「こまち」として、朝晩の最速列車は東京~秋田間を3時間30分台で結びます。
東北新幹線区間は320km/hですが、田沢湖線に入ると最高でも130km/hに・・・。
このスピード感のギャップも、「こまち」の魅力の1つですよね。

和牛こまち弁当

和牛こまち弁当

このE6系新幹線のデビューに合わせて誕生した駅弁が「和牛こまち弁当」(1,100円)。
100年以上にわたって秋田駅の駅弁を手掛ける「関根屋」が製造しています。
スリープ式の包装にも、秋田の名物と共に、E6系新幹線がしっかり描かれていて、一緒に、“平成25年3月16日 秋田新幹線「スーパーこまち」デビュー”の文字も・・・。
「スーパーこまち」は1年限定だっただけに、このフレーズが残っているのは貴重ですね。

和牛こまち弁当

和牛こまち弁当

【お品書き】
・ごはん(秋田県産あきたこまち)
・秋田県産和牛焼肉オニオンソース添え
・ペンネサラダ
・玉子焼き
・かまぼこ
・パプリカ
・はじかみ
・漬け物(いぶり人参、きゅうり漬)

和牛こまち弁当

和牛こまち弁当

E6系に合わせて、赤い食材がたっぷり使われた「赤い」焼肉弁当。
はじかみ、パプリカ、ペンネのトマトソースサラダ、かまぼこに加え、弁当の折まで赤!
実はペンネサラダは「なまはげ」、漬物のいぶり人参は「日本海の夕日」、パプリカとはじかみで秋田の「竿燈まつり」をイメージしているのだそうです。
このペンネサラダは酸味が効いており、甘めのオニオンソースで味付けされた秋田県産和牛の焼肉をウマく引き立てています。
学校の通知表では、赤い色が多いと赤点・追試となりますが、この駅弁では赤が多いほど“満点・おかわり”となりそう。
「和牛こまち弁当」は、秋田新幹線「こまち」の車内販売でもお目にかかることが出来ます。

E6系 新幹線 こまち 奥羽本線 大張野 羽後境

E6系新幹線「こまち」、奥羽本線・大張野~羽後境間

秋田新幹線は、奥羽本線に乗り入れる大曲~秋田間では進行方向が逆になるため、上りの「こまち」では、秋田駅を発車する段階で、シートが逆向きにセットされています。
また、E6系新幹線の窓側、車端部壁際の座席には、電源コンセントもあります。
いよいよ、北東北も桜のシーズン。
赤い「こまち」に揺られながら、みちのくの旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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