仙台駅「新みやぎ三陸黄金海道」(1,100円)~三陸への新しいゴールデンルート・仙石東北ライン

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

HB-E210系 仙石東北ライン

HB-E210系・仙石東北ライン

首都圏のJRには湘南新宿ライン・上野東京ラインといった直通サービスがありますが、仙台地区で3年前の平成27(2015)年から運行されているのが「仙石東北ライン」の列車です。
「仙石東北ライン」は、東北本線・仙石線を結ぶ直通サービスのこと。
途中、塩釜・高城町・矢本の3駅のみに停まる特別快速は、仙台と宮城県第二の都市・石巻の間を最速52分で結びます。

HB-E210系 仙石東北ライン

HB-E210系・仙石東北ライン

「仙石東北ライン」の列車は、ディーゼルエンジンで発電し、モーターの力で動くハイブリッド式の車両・HB-E210系が使われています。
東北本線は交流電化、戦時買収された仙石線は直流電化と、電化方式に違いがあります。
この2つの路線は、松島の辺りで並行する区間があり、そこにおよそ300mの非電化の連絡線と、両方を走ることが出来る車両を作ることで運行を開始したのが「仙石東北ライン」。
駅数が多い仙石線と比べ、駅の少ない東北本線経由とすることで時間短縮を実現しました。

新みやぎ三陸黄金海道

新みやぎ三陸黄金海道

石巻、女川、三陸方面への新たなゴールデンルートと言ってもいい「仙石東北ライン」。
HB-E210系には、ボックスシートもあるのが嬉しいところです。
日中のあまり混まない列車であれば、駅弁旅も楽しめそう。
そんな列車にふさわしい駅弁が、「新みやぎ三陸黄金海道」(1,100円)かもしれません。
仙台駅弁「こばやし」が製造しています。

新みやぎ三陸黄金海道

新みやぎ三陸黄金海道

【お品書き】
・白飯(宮城県産ひとめぼれ)
・サンマの甘露煮(気仙沼)
・仙台名物笹かまぼこ(女川)
・刻み煮あなご(石巻)
・三陸銀鮭の照焼き(三陸)
・宮城県産かき煮
・いくら醤油漬け
・帆立の照焼き
・厚焼玉子
・甘酢生姜

新みやぎ三陸黄金海道

新みやぎ三陸黄金海道

その昔、宮城県の気仙沼・南三陸・石巻・女川地方には、奥州藤原氏四代の黄金文化を支えた金の産地があったことから“黄金海道”と呼ばれたといいます。
ふたを開ければ、笹かま・牡蠣をはじめとした宮城らしい食材のゴールデンラインナップ!
このエリアの食材を使うことで、今も続く東日本大震災からの復興支援に繋げているのと同時に、震災の記憶も風化させてはいけないという思いが込められた駅弁となっています。

HB-E210系 仙石東北ライン

HB-E210系・仙石東北ライン

「仙石東北ライン」の開業にも、震災からの復興支援の一面があります。
早朝・夜には、石巻から先、石巻線・女川まで直通する列車も生まれました。
気候も良くなってきた時期、改めて足を運びたいものです。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/


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