うっかりから生まれた“フランス版アップルパイ”のタルトタタン
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『タルトタタン』の基礎知識
タルトタタンとは
リンゴのタルトのこと
フランスの伝統的な菓子に『タルトタタン』があります。
『リンゴのタルト』のことで、リンゴをバターと砂糖で炒めて型に敷き詰めます。
その上からパイ生地をかぶせて焼き上げていきますが、焼けたらひっくり返して、リンゴの部分を上にして頂きます。
“フランス版アップルパイ”とも言われています。
誕生のキッカケと名前の由来
『タタン姉妹』が間違えて作った
この『タルトタタン』の誕生のキッカケですが、フランスの『タタン』という姉妹が、ある日、『リンゴのタルト』を作っていました。
ところが型の中にリンゴと砂糖、バターを入れたものの、うっかりパイ生地を入れ忘れて、焼き始めてしまいました。
あわてて途中で、上から生地をかぶせてみたところ、底にたまった砂糖がカラメル状になって、それがリンゴに染み込んで、何とも言えぬイイ味になったそうです。
それ以来、最初からひっくり返して焼くようになって出来たのが、この『タルトタタン』です。この名前ですが、“タタン姉妹が作ったタルト”ということで、『タルトタタン』と呼ばれるようになりました。
上手に作るコツは
アップルパイより大きめにリンゴをカット
『タルトタタン』の場合、通常の『アップルパイ』よりも大きめにリンゴをカットして、じっくり時間をかけてアメ色になるまで煮込むのが特徴です。
焼き上がったら、生地が冷めるまでしっかり寝かせてから型から外すのが、キレイに仕上げるコツだそうです。
■杏樹の感想
イギリスにいた頃、ミートパイ、ビーンズやソーセージの入ったパイ、パイ包みのスープなど、数々のパイ料理を頂きましたが、パイの語源や歴史など、全然知らなかったのでとても勉強になりました。
こうやってパイのお話をしていると、どうしても食べたくなったので、マネージャーさんにアップルパイを買って来てもらって番組のスタッフさんたちと頂きました(笑)
同じアップルパイでも、たくさんの種類があるんですネ! 初めて知りました。私は自分でパイを焼く勇気はありません(汗)
(2018年4月27日放送分より)
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