【ライター望月の駅弁膝栗毛】

E5系「はやぶさ」、東北新幹線・郡山~福島間
全18席・日本の新幹線屈指の座席ともてなしを誇る「グランクラス」のある10号車を先頭に、時速320kmで北上していく、東北・北海道新幹線の「はやぶさ」号。
特に東京~新青森間2時間59分、東京~新函館北斗間4時間2分で結ぶ最速達列車の「はやぶさ」号は、「こまち」の併結が無いE5系の10両編成で駆け抜けていきます。
青森・函館方面に向かう時は、私も重宝している人気の列車です。

福豆屋の牛めし
人気の駅弁といえば、近年は何といっても「牛肉駅弁」!
最近はそれぞれの駅弁屋さんがある地域のご当地牛を使った牛肉駅弁が多くなりました。
東北新幹線でも北上につれて、霧降高原牛・仙台牛・前沢牛・・・などと、各県のブランド牛を使った駅弁が販売されています。
福島県の郡山駅で販売されているのは、「福豆屋の牛めし」(1,200円)です。

福豆屋の牛めし
【お品書き】
・白飯
・牛肉煮(福島県産牛使用)
・煮物(里芋、椎茸、人参)
・きんぴらごぼう
・漬物
・野沢菜漬

福豆屋の牛めし
福島県産の牛肉をやや甘めに煮つけたウェットな食感の牛肉が特徴。
一緒に盛られたきんぴらごぼうでアクセントを付けながらいただいていくのがいい感じ 。
定番といってもいい煮物のおかず、漬物も付いています。
東北エリアでは、各駅で牛めし駅弁が販売されている分、食べ比べも楽しいというもの。
各社の煮付け方、肉の味わいなど、それぞれの特長があって面白いんですよね!

E3系・E5系「やまびこ」、東北新幹線・郡山~福島間
東北新幹線では、元・こまちのE3系新幹線も「やまびこ」などの増結車として活躍中。
E2系、E3系、E5系、E6系と、いろんな新幹線を乗り比べるのも面白いものです。
夏休み、せっかく東北エリアをぐるっと巡るなら、いろんな色の新幹線車両を乗り比べながら、いろんな味の牛肉駅弁を食べ比べてみるのも1つの旅。
みちのくで、牛肉駅弁の“奥義”を極めてみては!?
連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/