【ライター望月の駅弁膝栗毛】
185系電車の特急「踊り子」号が、モーターを唸らせて、残暑の東海道を下っていきます。
在来線特急では最も長い15両編成の「踊り子」号。
多くは前10両が伊豆急下田発着、後5両が修善寺発着で運行されます。
昭和56(1981)年デビューの185系電車も、登場した時のグリーンストライプが復刻されて、だんだんと“今しか見られない風景”へと移り変わってきていることを感じさせます。
さて、首都圏から伊豆方面へ向かう時、おなじみ「崎陽軒」のシウマイ弁当を買って、列車に乗り込む方も多いと思います。
もしも、今週・木曜までに、横浜周辺で駅弁を買う機会があれば、ぜひ選んでおきたいのが、9/7(金)~9/13(木)までの期間限定で販売されている「えびシウマイ弁当」(920円)です。
まさに今しか見られない、えびを彷彿とさせる“ピンクの掛け紙のシウマイ弁当”です!
【お品書き】
・俵型ご飯(小梅、黒胡麻)
・えびシウマイ(一口サイズ)
・鮪の照り焼
・かまぼこ
・鶏唐揚げ
・玉子焼き
・筍煮
・あんず
・切り昆布&千切り生姜
「えびシウマイ弁当」は、今年7月に崎陽軒のウェブサイトで行われたシウマイの人気投票企画「崎陽軒 創業110周年・シウマイ誕生90周年記念90年目の総選挙」から生まれました。
かに・きのこ・黒豚など、様々な味が楽しめる崎陽軒のシウマイ。
この人気投票で定番の「昔ながらのシウマイ」に次いで、第2位に選ばれた「えびシウマイ」が、なんと! シウマイ弁当の主役に躍り出ることになった訳なんですね。
このため、掛け紙にも「えびシウマイ」のキーカラーであるピンクが使われています。
えびのプリプリ感がたまらない、崎陽軒の「えびシウマイ」。
今回、この1週間の企画のために、「一口サイズ」のえびシウマイが作られました。
この“1週間だけの特別なシウマイ”を実現するには、きっとご苦労があったと思います。
その意味でも、通常のシウマイ弁当+60円の920円という価格は、文字通り“破格”!
もちろん、一口サイズでも、えびはしっかりプリプリです!
今のところ9/13(木)まで、神奈川・東京を中心としたおよそ150店舗で販売中。
それぞれのお店で予約も受け付けています。
機会がある方はぜひ、今だけの“プリプリ感”を体感してみて下さい!
東海道線と並行して、横須賀線のE217系電車も下っていきます。
先日、横須賀線・総武快速線にも、この車両の後継として、山手線で活躍している車両と同じタイプのE235系電車が投入されることが発表されました。
駅弁も、鉄道風景も「一期一会」。
“今だから楽しめる味・旅”を、心ゆくまで満喫したいものです。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/