【ライター望月の駅弁膝栗毛】
きょうは、昭和41(1966)年に国民の祝日となった「敬老の日」。
同じ年に、特急として活躍を始めたのが、中央本線の特急「あずさ」です。
去年(2017年)からは「スーパーあずさ」を皮切りにE353系電車がデビュー。
今年7月からは、「あずさ」や甲府発着の「かいじ」も一部がE353系電車となりました。
中央線特急も着実に世代交代が進んでいます。
「スーパーあずさ」のE351系電車は引退しましたが、「あずさ」や「かいじ」のE257系電車は、東海道線系統の列車にコンバートされると発表されています。
今や、時間帯によってはE353系電車に出逢うほうが多いくらい。
ヘッドマーク代わりのLEDに「あずさ」と表示され、武田菱ゆかりのカラーリングを施されたE257系電車が見られるのも、意外に残り短い期間なのかもしれません。
鉄道車両もリニューアルや世代交代が行われ、時代に合わせた進化が見られるように、駅弁でも、日々リニューアルが行われています。
東京駅や周辺駅で販売されている「牛肉弁当」(1,100円)は、E353系増備車のデビューと同じ 、今年7月1日にリニューアル発売されたばかり。
「日本ばし大増」が製造し、首都圏の「NRE」売店で販売されています。
【お品書き】
・白飯(国産米)
・牛肉煮
・牛そぼろ
・玉葱煮
・飾り人参煮
・味付玉子
・しば漬
牛すき煮と牛そぼろが白飯の上に載った定番の牛肉弁当。
関東風の味付けで、白いご飯が恋しくなる甘辛さです。
別添のたれがあり、お好みでかけていただきます。
旅のスタートにいただく時は、このひと手間かける動作が、「これから出かけるぞ!」といった旅気分を盛り上げてくれるんですよね。
甲府発着の「かいじ」号などで運行されるE353系電車は9両編成。
ヘッドマークやLEDがない分、撮影は楽に出来そうですが、昔からのファンの方にとっては、ちょっと物足りない感じがするのかも!?
とはいえ、普通車も全席にコンセントが付いて、乗り心地も良好なE353系電車。
古い車両にも、新しい車両にも、それぞれのいいところがある訳ですね。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/