【ライター望月の駅弁膝栗毛】
![米沢駅「パワーアップすきやき弁当」(1,350円)~あと1週間! 山形新幹線「つばさ」限定の温玉入り駅弁](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2019/03/8bfec901e29afc92fcb0d18df73ba048.jpg)
E3系新幹線電車「つばさ」、奥羽本線・板谷駅
JR線有数の急こう配・板谷峠を登るE3系新幹線電車。
山形新幹線にE3系がデビューしたのは、平成11(1999)年に新庄まで開業したときです。
このときはライトが“つり目”の1000番台、その後“ネコ目”の2000番台が投入されました。
ちなみに、画像の「つばさ」号は…“つり目”ですので1000番台。
現在の1000番台は、秋田新幹線「こまち」から移って来た車両もあります。
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小野川温泉「足湯・飲泉所」
じつは米沢にも“こまち”ゆかりの温泉があります。
それは小野小町が発見したとされる「小野川温泉」。
濃厚な含硫黄―ナトリウム・カルシウム―塩化物泉は、硫黄の香りも楽しめて、塩の成分でしっかり芯から温まる有難いお湯。
望月も、かれこれ15年ほど“通って”いる大好きな温泉です。
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小野川温泉「かまくら村」
冬の小野川温泉のお楽しみは、なんと言っても「かまくら村」。
温泉街の一角にがっしりとした「かまくら」が作られ、夜にはライトアップされます。
しかも、「かまくら」のなかに入ると温泉街の飲食店などが紹介されていて、なんと! かまくらに温かい、名物の米沢ラーメンを出前することもできちゃいます。
なお、気候が温かくなってきたら終わってしまいますのでご容赦を…。
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小野川温泉街
米沢は「米沢八湯」と云われ、市内に温泉が点在していますが、なかでも小野川温泉は、米沢駅から山交バスに揺られて25分ほどで温泉街にアクセスすることができます。
しかも温泉街は、概ね平らで徒歩圏に大体の宿やお店があるので、鉄道&バスの旅でも十二分に楽しめるのが嬉しいところ。
余裕がある方は、ぜひ連泊して、のんびりとした時間を過ごしていただきたいものです。
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パワーアップすきやき弁当
そんな「小野川温泉名物」が入った駅弁…ご存知でしょうか?
山形新幹線「つばさ」の車内限定で販売されている「松川弁当店」の「パワーアップすきやき弁当」(1,350円)です。
松川弁当店が東北で初めて発売したという加熱式駅弁のルーツを受け継ぎながら、小野川温泉の温泉玉子も入った嬉しいお弁当です。
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パワーアップすきやき弁当
【おしながき】
・白飯(山形県産はえぬき)
・黒毛和牛牛肉煮
・小野川温泉の温泉玉子
・煮物(こんにゃく、ごぼう、椎茸)
・グリンピース
・紅生姜
・一味唐辛子
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パワーアップすきやき弁当
殻を割って“とぅるん!”と、温泉玉子が飛び出してきました。
小野川温泉は源泉およそ80℃、塩の成分が多いため、温玉にピッタリな温泉なのです。
じつは温泉街にいる松川弁当店・林社長のお知り合いの方に、この加熱式駅弁のためのオリジナルの温泉玉子を作ってもらっているのだそう。
時間の都合で温泉には入れなくても、プチ温泉旅気分も味わえちゃう駅弁なのです。
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E3系新幹線電車「つばさ」、奥羽本線・赤湯~高畠間
3月16日以降、「つばさ」の車内販売も、コーヒー・菓子などが中心となります。
この「パワーアップすきやき弁当」の「つばさ」における車内販売も、残念ながら3月15日をもって終了となります。
まずは、あと1週間限定のこの駅弁をいただきながら、時代の変化という大きな波のなかで、いろいろなものが大きく移り変わっていく春を感じてみてはいかがでしょうか。
連載情報
![](https://news.1242.com/wp-content/themes/news1242_PC/img/prof_ekiben.jpg)
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/