昔は1つの音に対していくつも「ひらがな」があった

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平安時代初期の9世紀頃に、誕生したと考えられているひらがなですが、それでも“文字は漢字で書くもの”という風潮が残っていたそうです。

実際、当時の公式の文書は、全て漢字で書かれていて、そのため“男性は漢字を使う”というのが一般的でした。
そんななか、宮中の女性たちは、ひらがなを日記や和歌に使うようになりました。そんなところから、ひらがなは“女性の文字”を意味する『女手(おんなで)』と呼ばれていたそうです。これに対して漢字は“男性の文字”を意味する『男手(おとこで)』と呼ばれて、区別されていたそうです。

それでも、ひらがなは“話し言葉”をイメージさせるということで、自分の思いや周りの風景などを描写するのにピッタリだと考えられていたそうです。
そのため平安時代の歌人、紀貫之(きの・つらゆき)は男性なのに漢字ではなく、ひらがなで『土佐日記』を書いています。

ひらがなですが、現在使われているのは、“1つの音に対して、1つの文字”です。例えば『あ』と聞いて、思い浮かぶひらがなは1つだけですよネ。それが『あ』から『ん』まで全部で50あるので、“50音”です。

ところが明治の中頃までは、1つの音に対していくつもひらがなが存在していたそうです。これは同じ音、例えば『あ』でも、1つの漢字からではなく、いくつもの漢字から作られたことで、書体の違うひらがなが生まれたそうです。

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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