【ライター望月の駅弁膝栗毛】
信濃川の関屋分水路を渡って行くのは、越後線のE129系電車。
かつて信濃川(千曲川)では、信州の上田・松本辺りまで、鮭が遡上していたと言います。
現在も新潟市をはじめとした信濃川下流域ではサケ漁が行われている他、信濃川・千曲川流域では、鮭の復活を目指した取り組みも行われています。
それゆえ新潟エリアには、鮭の駅弁が多いわけです。
(参考)新潟市ホームページほか
新潟駅の駅弁を手掛ける「新潟三新軒」にも、数々の鮭駅弁があります。
そのなかで、新しいパッケージの駅弁を見つけました。
題して、「鮭はらこうにのせ弁当」(1200円)。
東京駅の「駅弁屋 祭」で先行販売した新作で、12月24日まで実演も行っています。
さあ、気になる中味は?
【おしながき】
・酢飯(新潟県産コシヒカリ)
・いくらしょうゆ漬け
・鮭ほぐし身
・蒸しうに
・椎茸
・錦糸玉子
・茎めかぶ梅酢漬け
新潟産コシヒカリを使った酢飯の上に、たっぷりのいくらとサケフレークが載り、真ん中には蒸しうにが輝いています。
ロングセラーの「鮭はらこ弁当」に、最新作の「新潟産コシヒカリと海鮮のうまいもん寿司」でチャレンジしたうにが加わって、バージョンアップした格好です。
「新潟三新軒」によると、年明け以降、新潟駅でも販売を予定しているということです。
ロングセラーもバージョンアップを繰り返しながら、より魅力的なものへと進化している駅弁。
現在、東京駅の「駅弁屋 祭」では、新潟三新軒をはじめ各社による新潟駅弁フェアが同時開催されています。
年末の慌しい時期、なかなか新潟へ足を運ぶことができない方も、新潟の美味しいお米を使った駅弁で、プチ贅沢を楽しんでみてはいかがでしょうか。
連載情報
ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/