【ライター望月の駅弁膝栗毛】
![郡山駅「ふくしま路 松茸おべんとう」(1080円)~裏磐梯の紅葉を思い浮かべながら香りのいい松茸駅弁!](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2020/10/2a1a826fefc1a165e6d42970ddc9b90c.jpg)
E721系電車・快速「あいづ」、磐越西線・猪苗代~川桁間
2020年春から、磐越西線・郡山~会津若松間を1日3往復している快速「あいづ」。
「あいづ」に14席設けられたリクライニングシートの「指定席」(530円、閑散期330円)は、東北新幹線から短時間の乗り継ぎ時に、着席保証される有難い有料サービスです。
現行、郡山発は10:41、15:45、19:48、会津若松発は9:09、14:13、17:10の3本ずつ。
旅程とタイミングが合えば、1時間あまりのゆったりとした旅を楽しみたいものです。
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五色沼の紅葉(2003年撮影)
秋の福島を訪れたなら、やはり裏磐梯を目指したいところ。
磐越西線・猪苗代駅から「磐梯東都バス」の路線バスに揺られて、五色沼入口バス停までは、約30分の乗車となります。
五色沼周辺では例年、紅葉のピークには、赤や黄色に染まった木々と、青からエメラルドグリーンに輝く沼がつくり出す絶景が楽しめます。
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ふくしま路 松茸おべんとう
こんな美しい風景を思い浮かべていただきたい駅弁といえば、郡山の「福豆屋」が製造・販売している秋の季節駅弁の1つ、「ふくしま路 松茸べんとう」(1080円)です。
長年、「ばんだい松茸めし」として販売されていましたが、2010年代半ばにリニューアル。
色づいた紅葉に松茸が描かれた掛け紙には、“ばんだい紅葉街道”のフレーズが入って、まさに磐越西線の旅、色づいた裏磐梯を目指す旅にピッタリの駅弁です。
![郡山駅「ふくしま路 松茸おべんとう」(1080円)~裏磐梯の紅葉を思い浮かべながら香りのいい松茸駅弁!](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2020/10/494cffaf9ba97ef6707779f6bb065d85.jpg)
ふくしま路 松茸おべんとう
【おしながき】
・しめじご飯 松茸煮 銀杏 飾り人参
・野菜の五色揚げ(玉ねぎ・れんこん・人参・いんげん・かぼちゃ)
・煮物(椎茸、たけのこ、玉こんにゃく)
・れんこんのきんぴら
・野沢菜漬け
・大学いも
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ふくしま路 松茸おべんとう
掛け紙を外してふたを開けた瞬間からフワ~ッと松茸のいい香りが広がって、自分の席の周りが、一気に実りの秋となります。
うま味が詰まったしめじご飯とすることで、手ごろな価格で“香り松茸・味しめじ”を体現。
「福豆屋」によると、蓮根のシャキっとした食感で落ち葉を踏みしめる感覚を表現、おかずを充実させたことで、松茸“めし”から“おべんとう”にバージョンアップさせたのだそうです。
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E721系電車・普通列車、磐越西線・東長原~磐梯町間
例年、裏磐梯の紅葉は、10月中旬から見頃を迎えますが、今年(2020年)は、全国各地、紅葉はやや遅めの様子。
最新の情報は、「裏磐梯観光協会」等のサイトで確認したほうがよさそうです。
春・夏とあまり季節感を感じないまま、ただ過ぎ去ってしまった感も強い今年、せめて秋は、Go To トラベルキャンペーンなどを活用しながら、対策をしてお出かけしたいものです。
連載情報
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ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/